獣友高校生の日常
サーバル「いってきまーす!遅刻遅刻ー!」
広大なさばんなちほーに建つ一軒家
その玄関の扉を開けて、じゃぱりまんを咥えたフレンズが飛び出した
サーバル「私はサーバル!ごく普通のジャパリパークで、ごく普通の女子校に通い、ごく普通の日常を送っている!」
アライさん「おーい、サーバルー!」タッタッタッ
サーバル「あ、アライさん!……って、何食べてるの!?」
アライさん「昨日の残りのうどんなのだ!」ズゾゾー
フェネック「ダメだよアライさーん、遅刻しそうな時はパンを咥えるのが定石だよ」ハムハム
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Re: 獣友高校生の日常( No.18 )
獣友高校生と文学少女
夕焼けによって紅く染め上げられた、こはんと繋がる川沿いを一人の少女が歩いていた
風にたなびく長い金髪には、首から下辺りから茶色い斑点が入っており、ボサボサの黒いポニーテールが結われた頭頂部からは二本の茶色い角が生えている
髪と同じデザインのマフラーと長いまつ毛が魅力的な美しい少女だった
不意に一際強い風がビュウと吹き、少女は思わず顔を腕で守る
そしてふと視線を下ろすと……川の土手の草むらに、一人のフレンズが寝そべっているのに気づいた
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Re: 獣友高校生の日常( No.19 )
ツチノコ(何で無言なんだ!?このクソ広い川原で、俺の脇にわざわざ座っといて!)
ツチノコ(何の用か知らんが、やはり俺から声をかけるべきなのか?……いや、でも何て?)
ツチノコ(とにかく、女の子に気のきいたセリフなんて俺言えねぇぞ……)
ツチノコは少し考えて、それっぽいセリフを思い浮かべた
ツチノコ(……夕焼けが綺麗ですね)
ツチノコ(………いかんいかんいかん!こんなありきたりなセリフ、この状況には合わない!)
ツチノコ(そう、この状況……夕陽に染まる川原で孤独に本を読むフレンズと出会う幻想的なシチュエーション)
ツチノコ(多分コイツは、ロマンチックで非現実的なガール・ミーツ・ガールを期待しているのでは……?)
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Re: 獣友高校生の日常( No.20 )
ツチノコ(いやー……スマン、勘弁してくれねぇか?もう限界だ)
ツチノコ(まぁ正直な、後ろに座られた時は少し嬉しかったんだわ……)
ツチノコ(だが、どうも俺には空想力ってモンがないようでな……この空間に耐えられそうにない)
ツチノコは右手に隠し持っていたスマホを見下ろす、そこにはメールの送信画面が映っていた
ツチノコ(だから既に呼ばせてもらったぜ、二人の救助隊をな)
ツチノコ(来い、戦士達よ!この結界を破壊してくれ!)
その願いが通じたのか、ザッ!と右後方から足音がした
ツチノコ(来たか!早いな……)
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Re: 獣友高校生の日常( No.21 )
ツチノコは振り返り土手の上へと歩きだす、そしてアミメキリンの横を通り過ぎた時に呟いた
ツチノコ「………急ごう、風が止む前に」
ツチノコ(何を言ってんだ俺はぁーーー!?)
ツチノコ(もういいよ!行けるところまで行ってやるよ、畜生!)
ツチノコがもう完全に諦めた、その時───
サーバル「………待って!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.22 )
ツチノコ「……ん?何だこりゃ?」ヒョイ
その中に妙に分厚い紙の束があったので、拾い上げて内容をサッと読んでみた
ツチノコ「……ほぉ、自作小説か」
アミメキリン「………はっ!?/////」カァ…
勝手に読まれている事に気づいたアミメキリンがサーバルのリンチを止め、慌てて引き返してきた
ツチノコ「なるほど、二人の少女が川原で出会うラブストーリーね……」
スナネコ「主人公は風の能力使いですか……」
ツチノコ「びっくりするほど今の状況と一致してやがる、すごい偶然だ」
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Re: 獣友高校生の日常( No.24 )
獣友高校生と旅立ちの朝
私立平原東高等学校の生徒会役員を務めるライオン・オーロックス・アラビアオリックスは校内での雑務を終え、城への帰路についていた
ライオン「……そこで、私はヘラジカになんて言ったと思う?」
オーロックス「さぁー想像もつかねぇッス」
ライオン「お前は今までに食べたじゃぱりまんの数を覚えているのか?」
オーロックス「さすが大将!俺達に出来ない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!憧れるゥ!!」
ライオンとオーロックスが話に花を咲かせる中、先頭を歩いていたオリックスは前方に何かが落ちているのを見つけた
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Re: 獣友高校生の日常( No.25 )
オーロックス「武器は装備しないと、意味がありませんよ」
オリックス「しつこいぞ!」
シャツの裾を掴んで言い寄ってくるオーロックスを振り払い、オリックスは棒を振りながら歩きだした
ライオン「オリックスは 5のダメージをうけた」
オリックス「しかし、良い棒だな……」
ライオン「オリックスは 5のダメージをうけた」
オリックス「…………」
ライオン「オリックスは 5のダメージをうけた」
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Re: 獣友高校生の日常( No.26 )
オーロックス「テテッテ♪テテッテ♪テッテッテ♪↑テテッテ♪テテッテ♪テッテッテ♪↓」
オーロックス「テテッテ♪テテッテ♪テッテッテ♪↑テテッテ♪テテッテ♪テッテッテ♪↓」
オーロックス「テッテレッテー♪テッテッテ♪」
オリックス「………」
オーロックス「オーロックスが なかまになった!」
オリックス「なげぇよ!何の音だよ!?」
ライオン「ほら、けものフレンズで飼育員さんが動物紹介してるときに流れてるあの……」
オリックス「メタ発言しないでください!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.27 )
オーロックス「着いたぞ少女よ、ここが城だ」
オリックス「いや、まだ着いてないけどな……」
そこにはまたもや先回りしていたライオンが、さっきと同じポーズで立っていた
オリックス「なっ……セルリアン!?おいおい、王の城にセルリアンがいるってヤバくないか!?」
ライオン「よくぞ来た、勇者よ」
オリックス「って王様かよ!?何で皆そのポーズなんだ!?」
オーロックス「貴様が中ボスか……」
オリックス「いや中ボスじゃねぇよ!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.28 )
数分後
私立平原西高等学校の生徒会役員を務めるヘラジカ・パンサーカメレオン・シロサイが校外での雑務を終え、その場に通りかかった
ヘラジカ「……そこで、私はライオンになんて言ったと思う?」
カメレオン「想像もつかないでござる」
ヘラジカ「07214545個だ!!」
カメレオン「さすがヘラジカ様!我々に出来ない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!憧れるゥ!!」
ヘラジカとカメレオンが話に花を咲かせる中、先頭を歩いていたシロサイは前方に何かが落ちているのを見つけた
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Re: 獣友高校生の日常( No.29 )
獣友高校生と凸面鏡少女
ピザ屋の大手・ジャパリピザでは今日も学生バイト達が労働に勤しんでいる
そんなジャパリピザの厨房に、バイト店員のリカオンとタイリクオオカミがエプロンを着用して入ってきた
リカオン「ちーっす、乙ッス」
タイリクオオカミ「やぁ、おつかれさま」
厨房では既にバイト仲間の一人の少女が包丁を握っており、黙々とピザのトッピングに使うトマトを刻んでいた
オレンジ色の髪と切れ長のつり目、そして黒い猫耳の先端から生えている長い房毛が特徴的なネコ科のフレンズ……
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Re: 獣友高校生の日常( No.30 )
カラカル「って言うか何でそんな事聞くのよ?ネコ科の娘にモテたいワケ?」
リカオン「え?いっいや何言ってんですか!わわ私普通にモテますよ!これでもハンターなんですから!オオカミさんはどうなんです?」
タイリクオオカミ「モテるよ?何せ私は超売れっ子漫画家だからね、毎日ファンの娘達から送られてくるラブレターの保管場所に困るくらいさ」
リカオン「ウソつかないでくださいよ、オオカミさんの漫画って週刊少女ジャ↑ンプでいつも巻末に追いやられてるじゃないですか!だいたい漫画が売れてないから、こうしてバイトしてるんでしょ?」
タイリクオオカミ「ぐふっ!?……そ、そういうリカオンこそ、もう何年もハンターやってるのに未だに契約社員止まりなんだろう?ヒグマとキンシコウはどんどん出世していくというのに、君はピザ屋と掛け持ちのフリーランスなんて恥ずかしくないのかい?」
リカオン「ぐはぁっ!?や、やめてくださいよその話は……私より偉くなった後輩達との気まずい空気と、毎日のように言われるヒグマさんからの小言で、胃に穴が空きそうなんですから……」キリキリ…
タイリクオオカミ「それにファンがいるというのはウソじゃない、私にはアミメキリンという私一筋の可愛いファンが……」
リカオン「……そのアミメキリンさんですけど、この間川原でツチノコさんと仲良くしてるのを見かけましたよ」
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Re: 獣友高校生の日常( No.31 )
カラカルがピザの生地を切り分けるクルクル回転するヤツ(名前知らん)を使ってピザを六等分に切っていると
リカオン「そうだ、カラカルさんはどうなんです?」
タイリクオオカミ「カラカルはねぇ……」
カラカル「……何よ?」
リカオン「私が思うに、カラカルさんはもっと自分を磨いた方がいいですよ!」
カラカル「あ?」
タイリクオオカミ「そうだね、例えば君のそのつり目……フレンズによっては萎縮する者がいるかもしれない」
リカオン「サーバルさんみたいにパッチリとした丸いお目目が人気の秘訣だと思いますよ!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.32 )
リカオン「………」
タイリクオオカミ「………」
カラカル「……フッ」ドヤァ
リカオン「ちょっと待ってください、何勝ち誇ってんですか!?っていうか今の誰ですか!?」
タイリクオオカミ「話戻るけど、フレンズは顔じゃないよね」
カラカル「あーーーーもうウッサイわねッ!!私の負けでいいから仕事しろ!!」
タイリクオオカミ「はいはい」スタコラ
リカオン「オーダー了解ですー」サッサッ
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Re: 獣友高校生の日常( No.33 )
獣友高校生と友情パワー
ここはサーバルとかばんの家
かばん「………飛ぶ指銃・撥(バチ)!!」ドンッ‼
サーバル「ヴッ!?」ドゴォ‼
人類に出来る事は全て出来る……サンドスターによって与えられたその能力を応用し、某海賊漫画に登場する武術・六式を会得したかばん
その六式の一つ、指銃の圧縮空気の弾丸がサーバルの土手っ腹を撃ち抜いた
フェネック「かばんさーん!?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.34 )
フェネック「いやー……遊びで借りる時もあるけど、今回は本当に私達じゃないよー?」
かばん「なら犯人を探してください、でないと武装色の覇気使いますよ」
フェネック「勘弁してよー、どうせ風で飛んだだけでしょー?」
アライさん「そうなのだ!自意識過じょ……」チラッ
ふと、アライさんがフェネックの胸元に目を移すと……
そこにはかばんの物と思わしきブラジャーが
アライさん「………」
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Re: 獣友高校生の日常( No.35 )
夕焼けによって紅く染め上げられた、こはんと繋がる川の土手にアライさんは立ち尽くしていた
アライさん(……何をやっているのだあの二人は、ストレスでも溜まってるのだ?)
アライさん(だけど、放っておくワケにもいかないのだ……とりあえず二人を突き出してかばんさんに詫びを入れさせれば、この件はカタがつくのだ)
ちなみに少し離れた所にはアミメキリンが座っていたが、アライさんは気にも留めていない
アライさん(明後日の方向に進んだら正してあげるのが、友達の努めなのだ!)
アライさんはそう決意してサーバル達のいる家へと戻るべく歩き出した、だが……
アライさん(……本当にそんなもの、友達と言えるのだ?)
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Re: 獣友高校生の日常( No.36 )
スパァン!と庭に面した窓が開いてサーバルとフェネックが現れた
フェネック「何してるのかなアライさーん!?」
サーバル「やっぱりアライさんが犯人だったんだね!」
アライさん「え?」
ガシッ!とサーバルとフェネックに両側から腕を捕まれてアライさんは身動きを封じられる
アライさん「えっ、ちょっ……」
サーバル「かばんちゃん!今だよ!」
ザッ!とアライさん達の数メートル先にかばんが現れた
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Re: 獣友高校生の日常( No.37 )
獣友高校生と文学少女2
夕焼けによって紅く染め上げられた、こはんと繋がる川沿いを一人の少女が歩いていた
タイリクオオカミ(……マズい、これは非常にマズいぞ)
タイリクオオカミは先日、バイト仲間からとある情報を入手した
曰く、アミメキリンが自分以外のフレンズと親密な関係を持っていたと
タイリクオオカミ(このままでは私の唯一のファンが、どこの蛇の骨とも知れないフレンズに奪われてしまう)
タイリクオオカミ(そうなる前にどうにかして手を打たねば……)
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Re: 獣友高校生の日常( No.38 )
キリン「………?」
タイリクオオカミ「……私は、セルリアンが嫌いだ」
キリン「………!」
タイリクオオカミ「セルリアンはいつも、私の大事なものを奪い去ってしまう……」
キリン「………」
タイリクオオカミ「私がセルリアンを駆逐してやる……一匹、残らずッ……!」
キリン「………」
キリンはスッと立ち上がると、ゆっくりとタイリクオオカミの方へ振り向いた
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Re: 獣友高校生の日常( No.39 )
獣友高校生と伝統行事
キーン、コーン、カーン、コーン……
私立平原東高等学校から終業のチャイムが鳴り響いた、下校の時刻である
サーバル・かばん・アライさん・フェネック・ツチノコは校門前に留まって楽しく騒いでいた
ツチノコ「よっ!」ピンッ
ツチノコがジャパリコインを使ってコイントスをした
手のひらに落ちてきたコインを瞬時に隠す
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Re: 獣友高校生の日常( No.40 )
ツチノコ「……ちょっとウチの高校のパンフレット見せてくんねぇか?どうも無駄な学校行事が多い気がする」
オリックス「ゴミ拾いは無駄じゃないだろ」
そう言いつつもオリックスは懐からパンフレットを出してツチノコに手渡した
ツチノコ「ボランティアやオリエンテーションが重要ってのは分かるがな………ハッ!?」
パンフレットをパラパラと捲っていたツチノコが何かを発見した
ツチノコ「だが!この『70時間断食』って何だ!?苦行じゃねーかッ!!」バン‼
ツチノコがパンフレットの一点を指差してオリックスに突きつけた
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Re: 獣友高校生の日常( No.41 )
校長室
コンコン…
校長室の中にノックの音が響く
校長『入りなさい』
かばん「失礼します」ガチャ
校長の許可を得て入室した六人の目の前にいたのは……
前髪の上にピンと立った二本の耳羽が特徴的な茶髪のショートヘアー、後頭部を覆うように生えている二枚の丸い翼
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Re: 獣友高校生の日常( No.42 )
ワシミミズク(ですが……疑問を抱え、わざわざやって来た生徒を無下にも出来ませんね)
ワシミミズク「………昔、まだパーク開園間もない頃の話です」
ワシミミズク「このへいげんちほーでは一時期、サンドスターの異常な活性化により日照りが続いて大規模な干魃が発生し、作物が育たなくなった頃がありました」
ワシミミズク「人々やフレンズ達の嘆きの声を聞いた当時のジャガーが、単身天に対し70時間にも及ぶ雨乞いの儀式を行い続け……」
ワシミミズク「ついに奇跡を起こしたのです」
ツチノコ「それでへいげんちほーは救われた、と……」
ワシミミズク「そうなのです」
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Re: 獣友高校生の日常( No.43 )
獣友高校生と動物時代
夕焼けによって紅く染め上げられた、こはんと繋がる川沿いを二人の少女が歩いていた
ネタに事欠かないじゃんぐるちほーの人気者・ジャガーと、その姉のブラックジャガーである
ブラックジャガー「なぁ、妹よ」
ジャガー「何だい?姉さん」
ブラックジャガー「アンタ今夜何食べたい?」
ジャガー「ごはん!」グッ
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Re: 獣友高校生の日常( No.44 )
ばすてきコンビの家
アライさん「フェネック、アライさんのパンツ知らないのだ?」
フェネック「さぁー?知らないねー」
アライさん「そうか……ところで、フェネックが被ってるそれは何なのだ?何だかアライさんのパンツに似てるのだ……」
フェネック「やだなぁアライさん、これは新発売の帽子だよー?私みたいに耳の大きいフレンズも被れるように穴が空いてるのさー」
アライさん「そうなのか?疑ってごめんなさいなのだ」
さばんなコンビの家
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Re: 獣友高校生の日常( No.45 )
オセロット姉妹の家
ジョフロイネコ「マーゲイ姉ちゃん、お腹すいたでち!朝ごはんまだでちかー?」
マーゲイ「はいはい、今ジョフの好きな卵焼き作ってるからもう少し待ってちょうだい!」ジュワー
ジョフロイネコ「わぁい卵焼き!ジョフ卵焼きだぁい好き!」
マーゲイ「ジョフ、今日はテニス部の試合だっけ?お弁当にトンカツ入れておいたから、頑張ってね!」
ジョフロイネコ「任せるでち!ジョフはこれでも東校テニス部のレギュラーでち!勝って勝って勝ちまくるでちー!」
オセロット「………」ヌッ
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Re: 獣友高校生の日常( No.46 )
ジャガー「ま、私達だって本当の姉妹じゃないし。言うほど仲は良くないんじゃない?」
ブラックジャガー「何を言うか!?」
ブラックジャガーは駆け出すと、バッと眼下に広がる土手を指差した
ブラックジャガー「子供の頃、この土手でよくやってあげただろう?お前の好きな遊びを!」
ジャガー「……遊び?どんな?」
ブラックジャガー「お前を抱えたままコマみたいに高速回転して身体を振り回す遊びだよ!」
ジャガー「いや知らないよそんなの!?」
ブラックジャガー「やったってマジで!お前何度もせがんだじゃないか!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.47 )
夕焼けによって紅く染め上げられた土手の中、二人のフレンズが仲睦まじく愛し合っていた
こはんの一画にそびえ立つレズパレスの住人、アメリカビーバーとオグロプレーリードッグである
プレーリー「ビーバー殿、もう我慢できないであります!今すぐビーバー殿と濃厚な挨拶がしたいであります!」
ビーバー「だ、ダメッスよプレーリーさんこんな所で!……誰かに見られでもしたら……////」
プレーリー「見せつけてやればいいでありますよ!あぁもうダメであります!ビーバー殿ーーー!」ガバッ
ビーバー「はぅッ!////プレーリーさ………ん?ちょ、後ろッ!志村後ろ!」
プレーリー「へっ?」クルッ
アヒル口の間抜け面のまま振り向いたプレーリーの目の前には──
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Re: 獣友高校生の日常( No.48 )
獣友高校生と怪談2
今日のどうぶつビスケッツはサーバルの家に集まってババ抜きをしていた
最初にフェネックがあがり、サーバルとアライさんでジョーカーの押しつけ合いをしていたのだが……
暇潰しに窓の外を眺めていたフェネックが唐突に話を切り出した
フェネック「この間、歯を磨いてる時にさ……」
サーバル「?」
アライさん「どうしたのだフェネック?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.49 )
アライさん「まず、アライさんからいくのだ!」
アライさん「とあるちほーにアライグマのフレンズと耳の大きいキツネのフレンズが一緒に住んでいたのだ」
アライさん「このアライグマは根は良い子なのだが、とても短気でカッとなりやすく何でも自分の思い通りにならないと気がすまないという困った性格をしていたのだ」
アライさん「それでもキツネのフレンズはアライグマの事が大好きなので、見捨てたりせずにずっと友達として一緒に暮らしていたのだ」
アライさん「ある日アライグマは、道端でじゃぱりまんを食べているフレンズ化してない野良犬を見つけたのだ」
アライさん「ちょうどお腹が空いていたアライグマは、そのじゃぱりまんが欲しくなって野良犬から奪い取ったのだ」
アライさん「すると当然野良犬は怒り狂って牙を剥き、アライグマの腕に噛みついたのだ」
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Re: 獣友高校生の日常( No.50 )
サーバル「次は私かー……あ!そういえば怖い話じゃないけど、ツチノコの事で思い出した!」
サーバル「あの娘、いつもフード被ってるでしょ?この間ホントたまたまなんだけど、ツチノコがフード取った所を偶然見ちゃったんだよ」
サーバル「いやー……ホント大爆笑しちゃったなーwww!」
フェネック「えー?」
アライさん「何があったのだ!?」
サーバル「んー……それは言えないな、ツチノコにとっても知られたくない事だろうし」
フェネック「そんなー気になるじゃんかー」
アライさん「そうだ!アイツが来る前に待ち伏せして取ってしまうのだ!」ダッ
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Re: 獣友高校生の日常( No.51 )
大将の日常
ライオン「やだぁ!行きたくなーい!」
休日の朝、へいげんちほー東側に建立しているライオン城では城主の駄々をこねる声が響いていた
オリックス「大将、我が儘をおっしゃられては困ります!」
ツキノワグマ「合戦をずるして休んではいけません!」
ライオン「だってせっかくの休日なんだよ!?一日中ゴロゴロできる良い機会だってのに、あんな汗臭い脳筋肉ダルマと顔突き合わせて走り回るとかナシ寄りのナシだわー!正直めんどくさいんだよ!」
オリックス「いや、一応ヘラジカは大将のライバルって設定なんですから……」
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Re: 獣友高校生の日常( No.52 )
ライオン「あーもう!とにかく私行かないからね!あれよ、君たち考えてよ!合戦休む上手い言い訳をさ」
ライオン「はい、じゃあ順番に言ってって!」
オリックス「えー………風邪引いたから」
ライオン「ヘラジカなら『走り回ってれば治る!』とか言ってきそうだから却下!」
オーロックス「飼っている牛が死んでしまったから」
ライオン「それ君の事でしょ!?ピンピンしてるじゃん!次!」
ツキノワグマ「カツラが落ちたから」
ライオン「またヅラかよ!?どんだけ私をヅラにしたいんだお前は!?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.53 )
ライオン「いい加減にしろお前ら!三周目いけぇー!」
オリックス「しんざきおにいさん似の親友と喧嘩したから」
ライオン「お前な、しんざきおにいさんバカにすんなよ!?アニメけもフレ大ヒットの立役者の一人だぞ!」
オーロックス「なかやまおにいさん似の教師が嫌いだから」
ライオン「パクんなよ!」
ツキノワグマ「オーイシマサヨシ似の大将が大怪我をしたから」
ライオン「私がオーイシマサヨシになっちゃったよ!お前らどんだけヒト好きなんだよ!?」
ライオン「真面目にやれや!!食べちゃうぞーーー!!」ガオーッ‼
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Re: 獣友高校生の日常( No.54 )
ライオン「………」
オリックス「………」
オーロックス「………」
ツキノワグマ「………」
ライオン「……ハハッ!そうだよ、ヅラだよ!百獣の王としての威厳を見せるために、たてがみ盛ってたんだよ!何か文句あんのかよ!?」
ライオンが開き直ってメンチを切った、さながらレディースのヘッドである
ツキノワグマ「………」ヒョイ
ツキノワグマは無言で床に落ちていたカツラを拾い上げると……
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Re: 獣友高校生の日常( No.55 )
獣友高校生と夏計画
学生フレンズ達に夏休みが訪れた
皆が思い思いの過ごし方で長期休暇を満喫する中、サーバルの部屋に五人のフレンズが集まっていた
ツチノコ「もう夏休みだな……」
ツチノコは『夏休みの計画』と書かれた大きな紙を部屋の引き戸に張り付け、残りの四人の方を向く
この日部屋にいたのはアルパカ・スリ、トキ、コツメカワウソ、ショウジョウトキ……いずれもツチノコからの呼び出しに二つ返事でやって来た暇人である
ツチノコ「……何でお前ら、いつもと同じ服着てんだよ?休みなんだからちったぁオシャレしろよ、俺もだが……」
ツチノコ「しかしまぁ揃いも揃ったモンだな、汚れのない奴がゾロゾロと……」
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Re: 獣友高校生の日常( No.56 )
ツチノコ「……んじゃ、夏休みの予定を決める会議を始めるか」
ショウジョウトキ「待ちなさいよ!さっきから黙って聞いてればムカつく事言ってくれるわね!?つーかアンタが司会するの納得いかないんですけど!?」
ツチノコ「何だよ?せっかくお前らのテンション上げてやったのに」
ショウジョウトキ「むしろ下がったわ!!」
コツメカワウソ「私が司会やりたーい!」
トキ「こういうのはジャガー辺りに任せた方がいいと思うわ」
ツチノコ「わぁーったわぁーったよ!呼んでやるから、ちょっと待ってろ!」
ツチノコは一旦部屋から出ると、スマホを取り出してジャガーに電話をかけた
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Re: 獣友高校生の日常( No.57 )
その時、廊下から足音が近づいてきた
ツチノコが開きっぱなしになっていた引き戸の方を見ると、部活の助っ人から帰ってきたかばんが部屋の前を通りかかる所だった
ツチノコ「あ、おい止まれ!かばん!」
かばん「はい?」
ツチノコ「お前はどう思う?」
かばん「何の話ですか?」
ツチノコ「この中で付き合うとしたら、誰がいい?」
かばん「………」
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Re: 獣友高校生の日常( No.58 )
ジャガー「中々見る目あるじゃん、かばん!ほら、こっち来てここ座りなよ!」ポンポン
ジャガーはあぐらをかいて股の間を示した
かばん「……やめてくださいよ、そういうの……見損ないました」
かばんはツカツカと早足でジャガーに近づくと、両手でジャガーに掴みかかった
ジャガー「ちょ、ちょっと待って!ジョーク!ジョークだから!ってか、かばん力強ッ!?こんな力強かったっけ!?」ギリギリ…
ジャガーも両手でかばんを押し返そうとしたのだが、明らかにジャガーの方が押されている
そこへ、後から帰ってきたサーバルも入ってきた
サーバル「あー!ダメだよかばんちゃん、ジャガーをイジメたら!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.59 )
獣友高校生と海の家
夏シーズン真っ盛りの海辺では、たくさんのフレンズ達が水着に着替えてはしゃいでいた
そこへ、また新たに七人の水着のフレンズ達が訪れる
サーバル,かばん,アライさん,フェネック,ツチノコ,スナネコ,コツメカワウソである
アルパカ,トキ,ジャガーも来ているが、出張ジャパリカフェと海の家『ごはん』を開いてここぞとばかりに客足を集めていた
トキも当初はワンマンリサイタルを開く予定だったが、運営から許可が下りなかったため仕方なく出張ジャパリカフェの手伝いをしていた
ちなみにショウジョウトキは夏風邪を引いたので来ていない
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Re: 獣友高校生の日常( No.60 )
ツチノコ「よぉ、そこのカワイイ嬢ちゃん!ちょっとそこのジャパリカフェで俺とお茶しない?」
ホッキョクギツネ「ごめんなさい、お誘いは嬉しいのですが遠慮します……」
アライさん「アライさんが好きなもの奢ってあげるのだ!だから一緒に遊ぶのだ!」
チベスナ「他を当たった方がいいと思いますよ」
コツメカワウソ「ねーねーいいでしょー?私とたーのしー事しようよー!」
オオミミギツネ「ご、ごめんね!友達が待ってるから……」
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Re: 獣友高校生の日常( No.61 )
喧騒に包まれたビーチから少し離れた所を、一人のキツネのフレンズが歩いていた
ストレートロングの真っ白な髪に金色の瞳、髪と同じく真っ白な美しい毛並みのフサフサの尻尾の先端付近には金色のリングがはめられている
上下共に白のシンプルなビキニに身を包んだ彼女は、清楚且つ神秘的な雰囲気を漂わせていた
オイナリサマ「……ギンさんに誘われて来てみましたが、やはりこういう人の多い場所はあまり私には合いませんね……」
UMAフレンズの一人・オイナリサマが砂浜のあまりの騒々しさに少々辟易していると……
サーバル「お姉さーん!」
オイナリサマ「はい?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.62 )
サーバルは一瞬でオイナリサマの背後に回り込むと、後ろから羽交い締めにした
オイナリサマ「ひゃっ!?///」
サーバル「ほら捲って!脱がして全部!」グヘヘ
コツメカワウソ「え!?いいのー!?」
ツチノコ「いや流石にそれはヤベェだろ」
かばん「ちょっと皆さん何やってるんですか!?ナンパでボディタッチは御法度ですよ!?」ダッ
気になって少し離れた所から様子を見守っていたかばんが慌ててサーバル達の方へ駆けていく
………その時
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Re: 獣友高校生の日常( No.63 )
キンシコウ「……もう騒ぎを起こしたらダメですよ、分かりましたか?」
サーバル「はーい……」
ツチノコ「何で俺まで……」
ビーチで大騒ぎを起こした四人は、通報を受けて駆けつけたハンターのキンシコウからお説教を受けてしまった
ツチノコ「……全然捕まらんな」
コツメカワウソ「何でだろうねー?」
結局四人共ナンパを成功させる事はできなかった
何故成功しないのか、ツチノコ達が首を傾げていると……
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Re: 獣友高校生の日常( No.64 )
獣友高校生と温泉卓球
海を満喫したサーバル以下七名とジャガー以下海の家経営者三名を合わせた計十名は、高速ジャパリバスに乗って今夜の宿泊施設であるゆきやまちほーの温泉旅館にやって来た
日中かいた汗を洗い流すべく、宿に着いたサーバル達は早速温泉に飛び込む
ジャガー「ウィー///……流石キツネ姉妹の温泉旅館、相変わらず良い湯だなぁ!」
コツメカワウソ「わーい!ひろいぞー!」バシャバシャ
ツチノコ「バッキャロウ!風呂で泳ぐな!」
トキ「……改めて見るとやっぱり大きいわね、アルパカの胸」
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Re: 獣友高校生の日常( No.65 )
温泉から上がり身体を拭いていると、昼間はスナネコと砂遊びをしていたフェネックがナンパの成果を訊いてきた
フェネック「そういえば昼間はどうしたの?何か随分と大騒ぎになってたみたいだけど」
サーバル「いやーちょっとナンパでやらかしちゃってさー……」
ツチノコ「それよりアライの奴がまた訳わからん事言い出してよぉ……何て言ったと思う?」
フェネック「面食い?」
アライさん「何で分かるのだ!?もうその話はやめるのだ!」
十人の大所帯でゾロゾロと休憩室に入って行くと、端の方に卓球台が設置してあるのを発見する
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Re: 獣友高校生の日常( No.66 )
サーブはアルパカから打ち、アルパカ→コツメカワウソ→サーバル→ツチノコの順で解答する事となった
アルパカ「準備は良いかなァ?」
ジャガー「三回ミスしたら罰ゲームな」
かばん「では、第一回戦!お題は………」
かばん「自分の中の人が演じている他作品のアニメキャラクターの名前!」
ツチノコ「え!?」
かばん「始めっ!!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.67 )
ジャガー「第二回戦!お題は………」
ジャガー「デビルマンに登場する女デーモンの名前!」
アルパカ「エバイン!」スコーン!
コツメカワウソ「イヤモン!」スコーン!
スナネコ「シレーヌ」スコーン
ツチノコ「クソッ!シレーヌ言われた!」スカッ
ハシビロコウ似の有名な女デーモンを先に言われてしまい、ツチノコのラケットが虚しく空を切った
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Re: 獣友高校生の日常( No.68 )
獣友高校生とラジオDJ
さばくちほーにあるツチノコの家、今日はここに三人の少女が集まっていた
一人は寝そべってマンガを読んでおり、残りの二人は長いテーブルを前に二人並んで座っていたのだが……どうも様子がおかしい
本宮佳奈「本宮佳奈の、出張!けものフレンズアワー!!」
ツチノコ「………」
本宮佳奈「さぁ、今回も始まりました!フレンズのフレンズによるフレンズのためのラジオ番組、本宮佳奈の出張!けものフレンズアワー!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.69 )
本宮佳奈「はい!という訳でね、早速一枚目のおハガキ言ってみたいと思いまーす!」
本宮佳奈「ラジオネーム、ヒグマさんからの質問です」
ツチノコ「ラジオネームもクソもねぇな」
本宮佳奈「何でこのSS、未だに私の出番が無いのでしょうか?リカオンは一話分出番あったしキンシコウも一回だけ台詞があるのに、リーダーの私だけ未登場なのは納得できません」
本宮佳奈「あー……これ、何でだろうね?」
ツチノコ「あぁ、それはな………」
ツチノコ「いや、何が!?」
本宮佳奈「キャラ忘れないでよ」
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Re: 獣友高校生の日常( No.70 )
本宮佳奈「ではヒグマさんには番組特製ステッカーをプレゼントしまーす!」
本宮佳奈「どんどん行きましょう!次のおハガキはハンドルネーム、シグマさんからのご質問でーす!」
本宮佳奈「何で男子高校生の日常みたいなマイナーなアニメと掛け合わせたんですか?アニメ知ってる人じゃないと読まないと思います、だから参照伸びねーんだよバーカ!との事ですね」
ツチノコ「明らかに最後の一文ハガキに書いてねーだろ」
本宮佳奈「確かに私も男子高校生の日常ってアニメは知らないなー、皆が知ってるような作品同士を掛け合わせた方が参照伸びやすいのにね!何でだろう?」
ツチノコ「まぁ、答えは一つだ………>>0の不徳の致す所だな」
本宮佳奈「またそれ!?」
ツチノコ「そうだ、このSSに関する疑問は全て>>0の不徳の致す所と言っておけば解決する」
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Re: 獣友高校生の日常( No.71 )
獣友高校生と夏の思い出
ツチノコ「夏休みももう残り僅かだ、ゲロ吐くまで遊びまくるぞ!」
サーバル「悔いを遺さないようにね!」
アライさん「うぬ!」
それからフレンズ達は残り少ない休みを謳歌するべく遊び倒した
ある時は夏祭りに行ったり
サーバル「わぁーい!おいしそうな屋台がたくさんあるよ!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.72 )
ある時は牛追い祭りに行ったり
かばん「あばれ牛だ!」
オーロックス「ブモー」
かばん「ヤバイ 今日赤い服だ!!」
サーバル「大丈夫!牛は赤いのはかんけーなくてひらひらしたものに向かっていくんだよ」
オーロックス「ブモォォォ」
かばん「うわぁあ」
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Re: 獣友高校生の日常( No.73 )
ある時は競馬場に行ったり
サーバル「いっけー!!くりげーーー!!がんばれーーー!!」
ツチノコ「あおかげェ!!テメーにいくらつぎ込んだと思ってんだ!?1着取れやダボがァーーーッ!!!」
しろげ「フッ!フッ!ふぅっ……も、もう限界です……!」
あおかげ「ハァッ!ハァッ!………あだっ!?」ズテッ
くりげ「ぬおりゃああああああーーー!!」
ジョン・カピバラ「ゴォーーールッ!!1着はくりげだよよよーーー!!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.74 )
獣友高校生と通学電車
オセロット三姉妹の次女マーゲイは普段じゃんぐるちほーの実家に住んでいるが、PPPが通っているからという理由で平原西校に在籍していた
そのため毎朝の通学では東校を通り過ぎ、西校前の駅で電車を降りているのだが……
マーゲイ(……毎朝、同じ車両に乗り合わせる女の子がいる)
電車に揺られるマーゲイの視線の先には、こちらに背を向けて立っている一人のフレンズがいる
マーゲイ(通学時間のほとんどは、その子に話しかけるきっかけを考える事に費やされる)
髪の色が上下で黒白に分かれたおかっぱ頭に、そこからさらに伸びた黒い髪を二つに分けて両肩の前に垂らしているペンギンのフレンズである
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Re: 獣友高校生の日常( No.75 )
私立平原西高等学校
マーゲイ「……という訳なんだけど、どう思う?」
ヒグマ「言わない方がいいな」
マーゲイ「やっぱり?確かに、女の子の身体を色々言うのはアレだけど……でも私は」
ヒグマ「マーゲイ」
マーゲイ「?」
ヒグマ「……お前、自分の立場分かってるのか?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.76 )
ヒグマ「……それだけ色々やらかして、何故今シャバを歩いていられると思ってる」
マーゲイ「……それは」
ヒグマ「プリンセス達が一切被害届を出さないからだ、それだけあいつらはお前のマネージャーとしての能力を高く評価して……いや、お前の事を深く信頼しているんだ」
マーゲイ「………」
ヒグマ「だが、その少女とは全く面識が無いんだろう?下手に指摘して通報でもされたらどうするつもりだ?今度こそブタ箱行きだぞ、私はお前に手錠をかけるのなんて御免だ」
マーゲイ「………」
キンシコウ「ヒグマさーん!セルリアンの討伐依頼が来ましたー!」
ヒグマ「あぁすぐ行く!……いいか?くれぐれも問題を起こすんじゃないぞ」スタスタ…
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Re: 獣友高校生の日常( No.77 )
マーゲイ(……でも、それが何だって言うの?何としても今日は言う!絶対に!)スタスタ
マーゲイは手すりから手を離し、ヒゲの少女の右隣まで移動して吊革に捕まった
マーゲイ(何と、しても……)チラッ
そして横目でヒゲの少女の様子を窺ったのだが……
マーゲイ(あぁヤバイ!近い近い近い!てか、何か髪から仄かに良い匂いがするゥ////ムリムリムリ!助けて姉さん……ッ!!)
ペンギン特有のムチッとした体つきとそこから発せられる芳ばしい香りに、堪らずマーゲイは心の中で姉のオセロットに助けを求めた
同時刻、オセロット家
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Re: 獣友高校生の日常( No.78 )
マーゲイ(思えばこの顎ヒゲ、これだけ目立つのに何でこんなになるまで放っといたのかしら?)
マーゲイ(まず周りのフレンズが誰か指摘するハズでしょ?誰も言わなかったの?これを……)
マーゲイ(言う人が、誰か………誰も…………?)
マーゲイ(………ひょっとしてこの娘、友達がいない……?この顎ヒゲは、孤独である証………)
マーゲイ(この娘は誰からも見てもらえないんだ………誰も………)
そして電車は定刻通り平原東校前の駅に到着した
ヒゲの少女もいつものように電車から降りて、駅のホームを歩いていく
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Re: 獣友高校生の日常( No.79 )
希少獣友は異常 彼女と制服
このSSの世界ではジャパリパークにも人間がいる
このジャパリパークは飼育員と呼ばれる人間達が管理しており、各ちほーには飼育員の人間が住むための宿舎が点在する
基本的には飼育員専用の宿舎なのだが……訳あってその一室を住処としている一人のフレンズがいる
そのフレンズ……ニホンオオカミは、今日も仲の良い二人のフレンズを部屋に呼び込んで一緒に遊んでいた
リョコウバト「ねぇ……彼女って、どうやったらできるのかなぁ?」
ボーッと窓の外を眺めていたリョコウバトがポツリと呟いた
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Re: 獣友高校生の日常( No.80 )
ツチノコ「ガツガツしやがって……」
ニホンオオカミ「お、落ち着いて!ツチノコ!」
慌ててツチノコを取り押さえるニホンオオカミ
ニホンオオカミ「とりあえず何かしよ?暇だからさ!ねっ!?」
ニホンオオカミに宥められてツチノコはひとまず腰を下ろす
ツチノコ「確かに暇だな……」
ニホンオオカミ「何しよっかー?」
リョコウバト「何するの?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.81 )
ツチノコ「……ニホンオオカミ、飼育員の制服貸してくんねぇ?」
ニホンオオカミ「何でよ!?」
ツチノコ「何故ならフレンズは何をしても面白いから!」
ニホンオオカミ「オイ」
リョコウバト「面白いじゃない!ちょっとやってみようか!」タタッ
ニホンオオカミ「ちょっ、やめてよもぉー!怒られるの私なんだよー!?」
リョコウバトが近くの物置部屋から飼育員の制服を引っ張り出して着用した
ツチノコ「わーい!」グルグル
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Re: 獣友高校生の日常( No.82 )
獣友高校生と立ち聞き
夕暮れに染まった空の下、野暮用で遅くなったフェネックが一人で帰路についていた
フェネック「………おや?」
ふと目線を下げると、道の先右手にある石造りの階段(フェネックから見て下り階段)の一番下の段に二人の少女が並んで腰かけているのが見えた
片方は金色の髪に大きな猫耳、もう片方は髪も服装も青紫色の少女……フェネックの位置からだと背中側しかよく見えないが間違えるハズもない、それはフェネックのよく知るフレンズ達の後ろ姿だった
フェネック「アライさんとサーバルさんかー」
フェネック(……そういえばあの二人って、私がいない時どんな会話してるんだろう?)
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Re: 獣友高校生の日常( No.83 )
アライグマ「ところで、ゴーン氏についてどう思う?」
サーバル「あぁゴーン氏ね……いくら偉大な功績があっても、あれは良くないよねー」
フェネック(何か無理して時事問題について話し合いだしたし……)
アライグマ「だよなー!他の国に無理やり戦争ふっかけて虐殺の限りを尽くすとかマジありえんてぃ」
サーバル「1期の頃はまだ良い人っぽかったのにねー」
フェネック(と思ったらアニメの話だった!それゴーンじゃなくてゴウンだよ!アインズ・ウール・ゴウンだよ!)
アライグマ「今期アニメ何見てる?私は転スラと青ブタとSAOは毎週欠かさず見てるよ」
サーバル「私のお気に入りはねー、となりの吸血鬼さんとーベルゼブブとーアニマエール!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.84 )
獣友高校生と文化祭1
私立平原東高等学校、その校舎の前に一人のフレンズが仁王立ちしていた
前髪の上にピンと立った二本の耳羽が特徴的な白髪のショートヘアー、後頭部を覆うように生えている二枚の丸い翼
小柄な体躯と愛くるしいロリフェイスだが若干ゃ理知的な雰囲気を漂わせている、全身灰色のロングコートを着用した幼い少女
カレーの鳥の片割れにして、今や私立平原西高等学校の校長(仮)アフリカオオコノハズクだった
コノハ「………ここが助手……いえ、ミミちゃんの治める東校ですか」
キリッと東校の校舎を見据えるコノハの後ろから、さらに二人のフレンズが歩いて来た
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Re: 獣友高校生の日常( No.85 )
コノハ「今日は西校との品位の違いって奴を見せるのです!しょーもない頭コツメカワウソの東校生に!」
パフィン「楽しみですー」ムシャムシャ
コノハ「お前はいつまで食べてるのですか!?さっさとそのジャパリチップスを仕舞うのです!」
パフィン「えー?パフィンちゃんもっと味わって食べたいですー」ズゾゾ…
パフィンは残り少なくなったジャパリチップスの袋を傾けて口の中に流し込んだ
エトピリカ「ちょっとパフィン、貴女手がギトギトじゃない!生徒会室入る前にちゃんと拭いとかないとダメよ?」
パフィン「はいでーす!」フキフキ
コノハ「私のコートで拭くなです!!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.86 )
ナミちー「んじゃ、私ら急ぐんでこれで失礼するよ!あぁそうそう!これ良かったら、お近づきの印にどうぞ!」スッ
パフィン「わぁーいジャパリチップスですー!くれるんですかー?ありがとうございまーす!」
ヘビクイワシ「……ナミちー、そのチップスは」
ナミちー「はいはい時間押してるから行きましょうねー!それじゃまたなー!キッキッキ!」グイグイ
何か言いかけたヘビクイワシの背中を押すナミちーと共に、ワシミミズク達は足早に廊下を歩き去っていった
エトピリカ「飼育員さんとの会合かー……何かあの人達って随分忙しそうだなぁ……」
コノハ「おかしいですね……?私もミミちゃんも業務内容は同じハズですが、飼育員との会合なんて話は私には一切回ってこないのです」
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Re: 獣友高校生の日常( No.87 )
エトピリカ「ひゃあああああーーーーー!?!?」
パフィン「わぁあああああーーーーー!!!」
コノハ「ヒィイイイィイイーーーーーーー!!!!」シュッ
三人は悲鳴をあげて生徒会から飛び出し扉を閉める、コノハに至ってはビビりすぎて身体をメッチャ細くしていた
コノハ「何ですかあれは!?ヤンキーの溜まり場と間違えましたか!?」
エトピリカ「い、いえ!ここ確かに生徒会室ですよ!?」
コノハ「……と、とにかくもう一度確認してみましょう」ガチャ
コノハ達は再び恐る恐る生徒会室の扉を開けた、すると……
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Re: 獣友高校生の日常( No.88 )
コノハ「あ、あの……我々は西校の校長で」ビクビク
オーロックス「あぁそうだったのか!失礼、あまりにも乱暴な入室だったからつい威嚇してしまった」
コノハ「い、いえこちらこそすみません……」
オーロックス「……あと」ピッ
オーロックスが手元から何かを取り出した……手の隙間からは鋭く尖った針のような物が見えている
コノハ「ヒッ!?(こ、◯される……)」シュッ
オーロックス「……すまないが、全員入校許可証をつけてもらわないと……」スッ
オーロックスが差し出したのは安全ピンの付いた入校許可証の札だった
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Re: 獣友高校生の日常( No.89 )
普段の西校校長室
ラッキービースト『校長、御要望ノ今週号ジャ↑ンプト御菓子ヲ持ッテキタヨ……』
コノハ「ご苦労、次はオレンジジュースとコーラを持ってくるのです。秒で」
パフィン「この新味ジャパリチップスとってもおいしいでーす!」パリパリ
エトピリカ「んふぅ〜……これがヒトをダメにするソファー……たまんないわぁ///」
ラッキービースト『………』
コノハ「チッ、ハンター×ハンターまた休載ですか……いつになったら王位継承戦終わるのです」
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Re: 獣友高校生の日常( No.90 )
コノハ「───ふざけんなですッ!!!」バンッ‼
普段の自分達の行動を省みて東校生徒会と比べ遥かに劣っている事に気づき、コノハは途方もない劣等感から堪らず机に手を叩きつけて立ち上がった
オーロックス「……!」スッ
オーロックスは突然キレたコノハに驚きつつも、その原因を自分なりに察して懐から万札を取り出す
オーロックス「誰か!これでもっと良いお菓子を買ってきてくれ!」
コノハ「ち、違います!茶菓子について怒ってるんじゃないのです!」
パフィン「えっ!もっとお菓子くれるんですかー?パフィンちゃんしあわせですー!」モグモグ
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Re: 獣友高校生の日常( No.91 )
???「ワケの分からんやり取りは、その辺にしとけぇ!!」
部屋の一番奥、窓の方から能天気な声がした
皆が一斉にそちらを見ると窓の方を向いていた大きな革の椅子がグルっと回転し、声の主が姿を現した
ライオン「オーロックス、彼女らをここへ招いたのはミミちゃん校長と私だ!」
オリックス「大将!いたんですか!?」
オーロックス「招いたって……一体どういう事です?」
ライオン「文化祭だ!何の思いつきか知らないけど、西校と一緒にやれって上が言ってきたんだよ。そんで今日はその打ち合わせのために呼んだって訳」
ツキノワグマ「いや、そういうのは事前に言ってもらわないと困りますよ……」
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Re: 獣友高校生の日常( No.92 )
獣友高校生と文化祭2
アルパカ「ふわぁああ!いらっ↓しゃあああ↑い!!よぉこそぉ♪ジャパリカフェへ〜!どうぞどうぞぉゆ゛っくりしてってぇ〜!」
ライオン「コーラを3つちょーだい!」
アルパカ「はーい!まいどぉ!」
平原東校と平原西校が合同で主催する文化祭、通称・真斑祭《まだらさい》がついに開催された
ちなみに祭りの名前の由来はけものフレンズ公式アンソロに参加した作家の名前である
ライオン「はいどうぞ、私の奢りだよ!じゃんじゃん飲んでね!」
エトピリカ「わぁーありがとうございます!」ゴクゴク
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Re: 獣友高校生の日常( No.93 )
ライオン「さ、着いたよ!三教室ぶち抜きで作った東校生徒会主催、メガジャンボお化け屋敷!」
エトピリカ「ひぇええ……」ブルブル
コノハ「こ、これは……おどろおどろしい見た目なのです」
コノハ達の目の前には血塗れの動物やエグいデザインのセルリアン等が装飾された何ともおぞましいお化け屋敷が鎮座していた
ライオン「文化祭のお化け屋敷なんてどうせショボいとか思われるのも嫌だから、ちょーっと気合入れて作ったよ!」
コノハ「気合……自信作という事ですか」
ライオン「自信作も自信作!是非味わってほしいな!入れば確実におしっこ漏らしちゃうよー?」ニヤニヤ
コノハ(………ッ!こいつまさか、さっきからやたら飲み物を奢ってきたのは我々にお漏らしさせるためですか!?)
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Re: 獣友高校生の日常( No.94 )
薄暗い教室へ入り引き戸を閉めたコノハ達が最初に目にしたのは、入り口近くの椅子に座って俯いている少女の姿だった
???「いらっしゃーい……ッス」
エトピリカ「ひっ!?いきなり何かいるし!」ガタガタ
コノハ「むっ、その声……お前ひょっとしてビーバーですか?」
ビーバー「あぁ、博……コノハさんッスか?来てくれたんですね、嬉しいッス」
目の前の少女が顔見知りのフレンズだと気づいて、少しホッとしたコノハ達だったが……
ビーバー「早速で申し訳ないんスけど、拾ってくれませんか?」
コノハ「はい?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.95 )
小柄な身体に青いワンピースを纏い、『血小板』と書かれた白いキャップを被った少女だった
血小板?「あっ、いらっしゃいませー!」
エトピリカ「へっ……?うわっ、うわぁー!かわいいーーー!」パァ
コノハ「……誰かと思えばミミちゃんじゃないですか、何やってるですか?」
血小板?「えへへ……///似合いますか?」テレッ///
エトピリカ「うんうん超似合ってますよー!あーもう可愛いなぁ!」
コノハ「似合い過ぎてムカつくレベルです……というか、ここお化け屋敷ですよ?脅かし役は?」
血小板?「すみません、まだここ準備中なんです」シュン…
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Re: 獣友高校生の日常( No.96 )
ワシミミズク「……少しやり過ぎましたかね?」
膀胱に溜まっていた尿をショロショロと出し続けるエトピリカ
それを見下ろしていたワシミミズクは、もう一人のリアクションを確認するべく前を見たのだが……
ワシミミズク「おや?いない……」
いつの間にかコノハはその場から走り去っていた
ワシミミズク「やれやれ……部下を置いて一人で逃げるとは、随分と薄情な校長ですね」
ワシミミズクは懐から無線機を取り出して別のスタッフと連絡を取り始めた
ワシミミズク「こちらエリアA2-1、失神及び失禁者が出ました。至急、着替えの手配と床の清掃をお願いします」
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Re: 獣友高校生の日常( No.97 )
途中から脅かし方が適当になってきたが、恐怖で錯乱状態に陥っているコノハには充分だった
既にコノハの膀胱は爆発寸前だが、ここまで奇跡的にどうにか持ちこたえている
どれくらい走り続けただろうか、気づくと近くにこの先出口の看板が立っていた
コノハ「やった……!終わりだ!耐えましたよ!これで私の勝ちです!」バッ
コノハは勝利を確信し最後の垂れ幕を潜った、すると───
???「………あ?」ギロッ
金髪ストレートロングのヤンキーがメンチを切ってきた
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Re: 獣友高校生の日常( No.98 )
獣友高校生と文化祭3
東校校門近くに設置された受付スペース、そこに二人の西校生徒が座っていた
アルマジロ「文化祭楽しんでいってくださいねー!」
一人は西校の生徒会メンバー・オオアルマジロ、そしてもう一人は
ジャイアント先輩「ごゆっくりどうぞー♪」
西校の上級生で現役女子高生モデルのジャイアントペンギンだった
今日はモデルの仕事が休みなので、文化祭実行委員会の仕事を手伝っている
受付が忙しいのは朝まででピークを過ぎた後はほとんど座っているだけの仕事なのだが、他のフレンズ達が楽しそうにしている中でずっと座っているのも退屈だった
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Re: 獣友高校生の日常( No.99 )
ジャイアント先輩「お前ら現存種と違って絶滅種は仲間が居ないから本能的に性に奔放なのさ、だから人前で肌を晒すくらい何とも思わないんだよ」
アルマジロ「はぁ」
ジャイアント先輩「あれくらいで恥ずかしがるのはパーク中探したって現存種だけさ」
アルマジロ「………」
ジャイアント先輩「やれやれ、これだから今時の若い現存種は軟弱なんだよ」
アルマジロ「………」
ちょっと見栄を張り現存種について詳しい風を装うジャイアントペンギン、それを察し黙るアルマジロ
しばし無言の時間が続く
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Re: 獣友高校生の日常( No.100 )
プリンセス「先輩!文化祭来てたんですね!」
ジャイアント先輩「おぉ、我が愛すべき後輩たちじゃないか!久しぶりだなぁ!」
コウテイ「お互いスケジュールの都合で中々会えませんからね……先輩は今日はお休みで?」
ジャイアント先輩「あぁ、せっかくの文化祭なんだしゆっくり羽を伸ばしてこいってさ。まー、どんだけ羽伸ばしても空は飛べないんだけどなー」
イワビー「悲しい事言わんで下さいよ……」
ジャイアント先輩「ん?そういやフルルの奴はどうした?一緒じゃないのか?」キョロキョロ
ジェーン「フルルさんなら演劇部の出し物のリハーサルの最中ですよ」
ジャイアント先輩「二時半から体育館でやるっていう劇か、アイツも参加するのか?意外だな」
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Re: 獣友高校生の日常( No.101 )
この時取ったペンギン達のそれぞれの行動はというと……
ジェーン「わぁっ!たっ、大変!大丈夫ですか!?」サスサス
ジェーンが慌ててアルマジロに駆け寄り、優しく背中を擦ってくれた
コウテイ「あぁ、机がビショビショに!ええと、何か拭くものは……いや、もうこれで拭こう」フキフキ
コウテイが汚れるのも厭わず、自分のパーカーを雑巾の代わりにして机を拭いてくれた
プリンセス「コウテイ、これ使って!貴女大丈夫?保健室に連れていきましょうか?」
プリンセスがコウテイに自分の綺麗なハンカチを渡しつつ、アルマジロの身体を気遣ってくれた
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Re: 獣友高校生の日常( No.102 )
そろそろライブの準備をするからとPPPは受付から去っていき、再び二人きりになった
ジャイアント先輩「いやーごめんねー?まさかあんなに噎せるとは思わなくてさー」
アルマジロ「いや、さっきのはちょっと……」
不意打ちフリッパーは流石にイラッとしたのでアルマジロは苦言を呈したのだが……
ジャイアント先輩「え?もしかしてマジにキレてんの?何小さいこと言ってんのさ、そういう所がダメなんだよ今時の若いフレンズは」
アルマジロ「は?」イラッ
ジャイアント先輩「何かあるとすーぐキレるんだから、カルシウムが足りてないんじゃないの?お前そんなんじゃ3000万年後には化石にすらなれねーぞ?私はカルシウムたくさん摂って骨太だからこうして化石から復活できたんだ、直しなよ?そういうキレやすいとこ」
アルマジロ「は?」イライラ
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Re: 獣友高校生の日常( No.103 )
獣友高校生と文化祭4
カーテンを全て閉めきられ、壇上を照らすスポットライトだけが点いた暗い体育館
そこで上演中の西校演劇部による演目がいよいよ佳境に入った
壇上にいるのはただ一人……否、フレンズ化していない動物が一匹だけ
左翼に紫色の腕輪を着けた雄のフンボルトペンギンが、客席に哀愁漂う背中を向けていた
彼が見上げているのは石段の上に設置された一枚のパネル
そのパネルには……吉崎観音デザインのフンボルトペンギンのフレンズが描かれていた
グレープ『……女房を寝取られて早7年。私は身も心もボロボロとなり、ただ死を待つばかりの肉塊と成り果てていた』
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Re: 獣友高校生の日常( No.104 )
壇上を照らしていたスポットライトが消え、体育館が暗闇に包まれた。そして暗幕が引かれて壇上が隠される
……十秒程経った頃
暗幕が開き、再びスポットライトが壇上に当てられた
照らし出されたのは……先程までと同じ、倒れ伏したままのグレープ
グレープ『……ここはどこだ?私は死んだハズでは……一体、どうなったんだ?』
グレープ『そうか、ここがヒトの言うあの世という場所か……また一人ぼっちになってしまったな……』
グレープ『あぁ……どんな形でもいい、せめて死後の世界でも君に会いたかった』
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Re: 獣友高校生の日常( No.105 )
グレープ『あぁ……これは夢か、幻か……?』
グレープ『また…会えた………また、君に出会えた……ッ!!』
グレープ『いや、《彼女》とは違うのかもしれない……でも君は、私が思い描いていた君そのものだ……!』
グレープ『これ以上の幸せがあるだろうかっ!?君と……君とこうして語らい触れ合える距離にいられるなんて!!』
グレープ『ありがとう……!また、私に会いに来てくれて……本当に、ありがとう………!!』
グレープはゆっくりと起き上がると、差しのべられたフルルの手に自らの翼を重ねた
BGMのぼくのフレンドと共に暗幕が引かれ、劇はフィナーレを迎える
体育館内に盛大な拍手の音が鳴り響いた
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Re: 獣友高校生の日常( No.106 )
ライオン「………コノハちゃん、いい加減にしてくんない?」
コノハ「はい?」
ライオン「皆ね、文化祭を楽しんでるんだよ。そういう無粋なプライドは引っ込めてくれないかなぁ?」
コノハ「ぐっ………し、しかし我々は……ナメられる訳には………」ブツブツ
コノハは親指を噛み、冷や汗をかきながら落ち着きなく目を泳がせる
ライオン(……あちゃー……こりゃダメだ、心が虚栄心と劣等感に支配されちゃってる)
ライオン(せっかくの文化祭なんだし、この子にも楽しんでほしいんだけどなぁ……どうしたもんか)
ライオンは少し悩んだ後、ハァ……とため息を吐いた
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Re: 獣友高校生の日常( No.107 )
コノハ「………ッ!!!」ガタッ‼
ライオンの最後の一言を聞いた瞬間コノハは目の色を変え、椅子を倒す勢いで立ち上がるとライオンの胸ぐらを掴み上げた
(ただし体格差のせいでライオンの足は床についたままである)
体育館にいるフレンズ達の注目が一斉に集まり、にわかにざわつきだす
しかしコノハは周囲の視線を気にも留めず、ライオンの胸ぐらを掴んだままドスの効いた声で返した
コノハ「お前……私だけならまだしも、他の生徒までバカにするのは許しません!訂正しなさい!!」
いつものコノハとはうって変わった凄まじい剣幕だが、ライオンはまったく怯む事もなく飄々とした顔で笑い返す
ライオン「へぇ……そういう顔もできるんだね、ちょっと見直したよ!」
ライオンはパシッとコノハの手を振り払うと、周りのフレンズ達に離れているようにと指示する
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Re: 獣友高校生の日常( No.108 )
体育館中央で向かい合うコノハとライオンを重なりあったスポットライトが照らし出す
ライオン「さっすが気が効くねぇナミちーは!そんじゃいっちょひと暴れしますかー」
ライオンは首をコキコキ肩をグルグルして戦闘態勢を整え始めた
ヘビクイワシ「会長……貴女はもう少し利口な人物だと思っていましたが、正直失望しました」
ヘビクイワシ「これ以上神聖な文化祭を私闘で汚すおつもりなら……力づくで止めさせてもらいます」
ヘビクイワシのすらっとした長い足が武装色の覇気で黒く染まった。だが……
ワシミミズク「……待つです、ヘビクイワシ」
ワシミミズクがスッと前に出て手で制してきた
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Re: 獣友高校生の日常( No.109 )
ライオン「は?」
何が起きたのか分からず、ライオンはポカーンとした間抜け面を浮かべるが……
ライオン「…………ッ!!?」バッ
不意に動物だった頃の第六感が警鐘を鳴らし、ライオンは直ぐ様その場から飛び退いた。その瞬間
ボゥッッ!!
一瞬前までライオンが立っていた床に、大きな彫刻刀を使って一直線に彫ったような生々しい傷が刻まれた
コノハ「……今のを避けますか、流石は腐っても百獣の王ですね」
後ろ上方より声が聞こえ、ライオンが見上げるといつの間にかコノハが背後を取って空中で静止していた
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Re: 獣友高校生の日常( No.110 )
かくしてコノハとライオンの戦いの火蓋が切って落とされたのだが……
逃げ惑うフレンズや野次馬のフレンズ達を掻き分けて、二人の戦う体育館中央に向かっている者がいた
ヘラジカ「おぉー!?何だ何だ?ライオンが戦っているのか?私を誘わないなんてライオンの奴、水臭いじゃないか!」
ヘラジカ「よし、コノハに加勢するぞ!西校の底力を見せてくれよう!」
西校の生徒会長ヘラジカはケンカに混ざるべく人波の中をズンズン進んでいく
しかし、そんなヘラジカの背後に音もなく迫る一人のフレンズがいた
ヘビクイワシ(……なるほど、校長の読み通りですね。まさか本当にヘラジカ会長が乱入しようとしてくるとは……)
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Re: 獣友高校生の日常( No.111 )
ヘビクイワシ「おかしいですね、音も気配も完璧に消していたハズですが……」
ハシビロコウ「……見聞色の覇気にはちょっと自信があるの、まだ未熟ではあるけど少し先の未来も視える」
ヘビクイワシ「なるほど、これはとんだ伏兵がいたものですね」
手刀を構えたヘビクイワシと対峙するハシビロコウを見て、ヘラジカはようやく自分が狙われていた事に気がついた
ヘラジカ「ハシビロコウ!?あいつは一体……」
ハシビロコウ「ヘラジカは危ないから下がってて、この人は私が相手をするから」
ヘラジカ「何を言うか!私も一緒に戦うぞ!そもそも奴の狙いは私だろう!?」
ハシビロコウ「……あの人、多分覇気も六式も使える」
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Re: 獣友高校生の日常( No.112 )
プリンセス「………どうなってるのよ、これ」
ライブの準備が整い暗幕が開けられた時にPPPが目の当たりにしたのは、客席の二ヶ所で繰り広げられる凄まじいバトルと野次馬と逃げ惑うフレンズ達で混沌と化した阿鼻叫喚の地獄絵図だった
マーゲイ「み、皆さん大変ですぅー!!」バタバタ
イワビー「マーゲイ!こりゃ何の騒ぎだよ!?俺達がライブの準備してる間に一体何があったんだ!?」
マーゲイ「それが……どうやらウチの校長が東校の生徒会長にケンカを吹っ掛けたらしくて、それをきっかけに騒ぎがどんどん大きくなって……」
ジェーン「そ、そんな……それじゃ私達のライブはどうなるんですか!?」
マーゲイ「それは……非常に残念ですが、この有り様では中止にするしか……」
コウテイ「あ、あぁ……せっかくの文化祭を彩る、私達のライブが……ライブが……」ブクブク
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Re: 獣友高校生の日常( No.113 )
マーゲイ「……はぁ!?冗談も休み休み言ってくださいよ!!神聖なPPPライブをケンカのBGMに使うとか何考えてんですかッ!?」
グレープ『オリックスさん、司会としての貴女の立場は分かるがそれはちょいと無神経が過ぎやしませんかね』
オリックス「無茶なお願いなのは分かっています!もちろん皆さんの身の安全は絶対に守ります!どうかご一考いただけませんか!?」
そう言ってステージにいるPPPに深々と頭を下げるオリックス
プリンセスはそんなオリックスの姿を見て、少し思案すると……
プリンセス「……わかったわ、予定通りライブをしましょう」
オリックス「本当ですか!ありがとうございます!」
マーゲイ「ちょっ、プリンセスさん!?いいんですか、そんな安請け合いして!」
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Re: 獣友高校生の日常( No.114 )
同時刻、ジャパリパーク動物研究所・平原支部
うだおにいさん「ほ、報告!平原東高等学校敷地内にて異常な濃度のサンドスターを検知!!今なお上昇中!!」
菜々「えぇっ!?し、敷地内!?って事は校内でセルリアンとの戦闘が起こっているんですか!?」
カコ「学校周辺を警戒しているハンターからは、敷地内にセルリアンが侵入したという報告は受けていませんが……」
きたはまおにいさん「……!現地ハンターから新たな報告が入ってきました!どうやら体育館内で複数のフレンズ同士による戦闘が勃発したようです!!しかも、その中の一人は……S級ハンターのヘビクイワシ!?」
菜々「ちょ、一般フレンズ相手にS級ハンターが何やってんの!?」
カコ「彼女は普段は冷静ですが、自分と同等の力を持った相手との戦いになると闘争本能を刺激されて興奮状態になりますからね……」
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Re: 獣友高校生の日常( No.115 )
その時、今まで無言で思案していたミライが口を挟んだ
ミライ「……ここは、彼女にお願いしましょう」
菜々「彼女?」
ミライ「『トゥエルブ』です、彼女ならこの事態を収拾するのも容易なハズ」
ざわっ……
ミライがその名を口にした途端、オペレータールームにどよめきが拡がった
菜々「とぅっ、トゥエルブ!?トゥエルブって、あの伝説のSSS級ハンターの!?」
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Re: 獣友高校生の日常( No.116 )
パフィン「むふふー♪両手に三倍アイスクリーム!!これぞ最高の贅沢でーす♪」ペロペロ
両手にそれぞれ色の違うアイスが積まれているコーンを持ったパフィンが、上機嫌で廊下を歩いていた
パフィン「甘い物の後はしょっぱい物が食べたいですー、そうだ!もう交互に食べちゃいましょう!」ゴソゴソ
パフィンは懐からジャパリチップスを取り出して、両手にアイスを持ったまま袋の縁を引っ張り始めたのだが……
パフィン「むむっ、中々開きませんねー……ふぬぬ……ぐむむぅ……ふんぎぃーー!!」
思うように開かないチップスの袋にイラついたパフィンは、顔面真っ赤にして力づくで袋を引っ張った。すると……
パァーーーンッ!!!
案の定袋が真っ二つに裂け、中身のチップスが飛び出して宙を舞った
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Re: 獣友高校生の日常( No.117 )
???「……誰か袋、持ってない?」
タヌキ「あ、あの……良かったらこれを……」スッ
???「……ありがと」
少女はタヌキがくれたファミマのビニール袋にジャパリチップスを入れると、パフィンに袋を手渡した
???「……横着しちゃ、ダメ……袋を開ける時は慎重に……ね?」
パフィン「………ふぇっ?あっ、はーい!ありがとうございますー!」キラキラ
アホのパフィンは目の前で起こった出来事に頭の処理が追いつかず(◯A◯)な表情をしていたが、少女から袋を受け取ると顔を輝かせて礼を言った
???「……そこの空気串は30分位で消えるから、アイスは早めに食べて」
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Re: 獣友高校生の日常( No.118 )
ミライ『どうしました?今武装色の覇気によって硬化変形した空気の弾丸が突き刺さる音がしましたけど』
菜々『何で音聞いただけで分かるんですか!?』
???「……何でもない、気が散るからもう通信を切る」ブツッ
少女はインカムのスイッチをOFFにすると指に付着したチップスの塩と脂をペロッと嘗め取った
???「………しょっぱい」
ジャパリパーク動物研究所・平原支部
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