Re: プリンセス「ダメダメ!全っ然ダメ!」( No.55 )

日時: 2018/08/01 16:39
名前: 闇路◆xGsci9zB9.

アミメキリン『三人が小部屋に入ったのでタイマーをスタートします!皆さん、20分お待ちください。トイレに行っても構いませんが、20分後すぐに絵の比較を始めるので3分前までには席に戻る事を推奨します!』

ツチノコ『なぁ、今さら言うのも難だけどよ……先鋒戦の時から思ってたが、これ運動会じゃねぇよな?』

タイリクオオカミ『ドキッ!アイドルだらけの〜という言葉に一番合いそうな名詞がそれだったってだけさ、催しの名前に特に意味はないよ』

タイリクオオカミ『さてと……それじゃ、20分の間暇だしマンガでも読もうかな』スッ

ツチノコ『……ん?おい、お前それは……』


タイリクオオカミ『え?これかい?ハンター×ハンターの最終巻だよ、図書館で借りたんだ』


ツチノコ『あぁーーーッ!?いつも図書館に置いてないと思ったらお前が持ってたのか!!寄越せ!!俺それまだ読んでねぇんだッ!!』バッ

タイリクオオカミ『おっと!ダメダメ、これは私の大事な資料なんだ。渡すわけにはいかないな』ヒョイヒョイ

ツチノコ『ふざけんな!!お前もう読み終わってんだろ!?いつまでも借りパクしてんじゃねーよ!!』

タイリクオオカミ『いやぁ、何度読み返しても飽きないんだよねこれ!まさかゴンがあんな……』

ツチノコ『あ゜あ゜あ゜ぁ゜ぁ゜ーーーーーー!!!やめろネタバレするなァーーーーーーーーー!!!』




インドゾウ「……あら〜良さげな道具がたくさん置いてあるわねぇ。後で貰えないか訊いてみようかしら」

小部屋の中にはラッキービースト達が用意した、絵を描くのに必要な様々な道具が揃っていた

インドゾウ「のんびり気ままに描きたい所だけど、時間も押してるし急がないとねぇ……それじゃあ、まずは───」

インドゾウはおもむろにスッと両腕をクロスさせ、腰のレースのポケットに両手を突っ込むと……勢いよくバッと引き抜いて、すしざんまいのポーズを取る

その両手の十本の指の間には……使い込まれた自前の筆が幾つも挟まっていた


インドゾウ「手に馴染んだ道具《えもの》で下書きしましょうか」