Re: プリンセス「ダメダメ!全っ然ダメ!」( No.53 )
アミメキリン『では、次鋒戦の内容を明かしましょう!皆さんあそこを見てください!』
アミメキリンの指差した先……先刻まで滑り台やプールがあった場所に、高さ3メートル幅2メートル程のこぢんまりとした小部屋が三つ並んで設置してあった
イワビー「あん?何だありゃ、まさかあの部屋で着替えてファッションショーでもすんのか?」
アミメキリン『いいえ、ここで競べるのはファッションセンスじゃないわ……』
アミメキリン『題して【ちゃんと覚えてる?うろ覚えフレンズお絵かき】対決〜!』
アライさん「お絵かき?オオカミがいつもやってるあれの事か?何だか楽しそうなのだ!」キラキラ
インドゾウ「あらあら、まぁ……」
イワビー「えー?絵描き勝負かよー?まいったなー、オレ絵描くの苦手なんだよなー?」ソワソワ
イワビーが始める前から弱気な事を言う……しかし、彼女は何故か口の端をひきつらせ少しソワソワしていた
タイリクオオカミ『ルールは至ってシンプルだ。これから君達三人にはあの小部屋に入って、何も見ず記憶を頼りにフレンズの絵を描いてもらう。制限時間は20分、出来上がった三枚の絵を比べて一番上手かった者の勝ちさ』
イワビー「絵の上手さは誰が評価するんだ?」
タイリクオオカミ『いい質問だね……審査員は今この場にいるフレンズ全員さ!皆の投票によって絵の順位を決める。得票数一位の絵を描いた者に30P、二位に20P、三位に10P入るという訳だ、公平だろう?』
インドゾウ「なるほどねぇ……これなら審査員個人の画風の好みで勝敗が左右されるなんて事はないわねぇ」
タイリクオオカミ『ちなみに君達選手にも投票権があるから、仮に観客達どころか同じグループの誰からも票を貰えなかったとしても、自分の絵に票を入れれば必ず1票は得られる仕組みだよ。安心してね』
イワビー「それ逆に虚しくね?」