Re: プリンセス「ダメダメ!全っ然ダメ!」( No.22 )

日時: 2018/08/01 15:59
名前: 闇路◆xGsci9zB9.

翌日

さばんなちほー


かばん「こ、これは一体……?」

サーバル「すっごーい!何これ何これ!?おっきい!おっきいよー!?」

フェネック「前に来たときは、こんなのなかったよねー……?」

博士から『準備が整ったのでさばんなちほーに来るのです』との連絡を受け、指定された場所へと赴いたどうぶつビスケッツ達

そこでかばん達が見たのは───


かばん「これってもしかして……競技場?」


全長300メートル以上はあろうかという巨大な競技場だった

博士「やっと来たのです、待ちくたびれたですよ」

助手「お前達が最後です、もう皆集まっているのです」

競技場入り口の前で博士と助手がぷんすこ怒りながら出迎えてくれた、かわいい

アライさん「あ、博士と助手なのだ」

かばん「す、すみません遅れてしまって……」

サーバル「ねーねーこれは何!?何か、前に見た『けいばじょう』にちょっと似てるね!」

助手「いかにも……これは競技場。図書館にあった資料や、サラブレッド達のナワバリである競馬場等を参考にして造らせたものです」

博士「外見、中身ともそっくりに……こはんコンビが一晩でやってくれました」

博士が指差した先では、ビーバーとプレーリーがまるでしかばねのようにぐったりと倒れ伏していた

特に直接施工したプレーリーの疲弊具合が尋常ではなく、げっそりとやつれ果てた姿はまるでワイトのようである

ビーバー「うぅ……徹夜で野生解放して、明け方前に何とか完成したッス……博士は見た目は白いのに、中身はブラック企業ッスよ……」

ワイト「ワイトもそう思います」

かばん(かわいそうに……)

博士「さぁ、そこのしかばね共は放ってさっさと中に入りましょう」

かばん達は博士と助手に連れられて、競技場の内部へ入っていった