Re: プリンセス「ダメダメ!全っ然ダメ!」( No.21 )

日時: 2018/08/01 15:58
名前: 闇路◆xGsci9zB9.

かばん達の前に現れたキタキツネは、今までとはまるで別人のように雰囲気がガラリと変わっていた

いつも着ていた今時の女子高生のような服装ではなく、黒いスーツにタイトスカートをキッチリと着用し、長い髪も一つに束ねてバレッタで留めている

これで黒いサングラスをかけていなかったら敏腕プロデューサーというより、どこかの社長秘書のように見える出で立ちであった

かばん「とってもすごかったです!特にスナネコさんの歌がとても上手くて、本当にビックリしました!スナネコさんは歌うのが得意なフレンズさんだったんですね!」

エキノコックスP「フフフ……ボクが本気で調査すれば、『砂漠の歌姫・みゆはん』の正体を突き止める事なんてクチバジムの電動ドアの第1ロックを外すスイッチを見つけるよりも容易いよ」

助手(その行動力をもっと他の事に活かせないのでしょうか……)

エキノコックスP「おや?どうしたのかなマーゲイ、まるで狐につままれたような顔をしてるよ?www」

マーゲイ「……な、納得いかないわっ!何をどうしたらあんな……あぁもう!あれを表現する言葉すら思い浮かばない!」

エキノコックスP「ボクが考案したウチの事務所独自の振り付けだよ……もちろん企業秘密だし、教えたとしてもマネなんて出来ないだろうけどね、フフフwwww」ニヤァ

マーゲイ「ムキャーーーーー!!」((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

エキノコックスP「まぁまだ二週間しかレッスンしてないし未熟な点もあるけど、初ライブでこの人気……Foxy ZoneがPPPを追い越すのも時間の問題かなー?」ニヤニヤ

マーゲイ「じょっ、冗談じゃないわっ!PPPより人気なアイドルがいてたまるもんですか!アイドル業界の頂点に君臨していいのはPPPだけよ!!」

かばん「あ、あのー……どうぶつビスケッツも忘れないでほしいなー、なんて……」オロオロ


三者三様に睨み合う(?)マネージャーとプロデューサー達

その様子を眺めていた博士が、何かを思いついたようにポンと手を叩く

博士「……そうですね、この際はっきりさせましょう」

かばん、マーゲイ、エキP「「「?」」」



博士「どうぶつビスケッツ、PPP、Foxy Zone……どのアイドルグループがより優れているか、勝負するのです」