Re: プリンセス「ダメダメ!全っ然ダメ!」( No.21 )
かばん達の前に現れたキタキツネは、今までとはまるで別人のように雰囲気がガラリと変わっていた
いつも着ていた今時の女子高生のような服装ではなく、黒いスーツにタイトスカートをキッチリと着用し、長い髪も一つに束ねてバレッタで留めている
これで黒いサングラスをかけていなかったら敏腕プロデューサーというより、どこかの社長秘書のように見える出で立ちであった
かばん「とってもすごかったです!特にスナネコさんの歌がとても上手くて、本当にビックリしました!スナネコさんは歌うのが得意なフレンズさんだったんですね!」
エキノコックスP「フフフ……ボクが本気で調査すれば、『砂漠の歌姫・みゆはん』の正体を突き止める事なんてクチバジムの電動ドアの第1ロックを外すスイッチを見つけるよりも容易いよ」
助手(その行動力をもっと他の事に活かせないのでしょうか……)
エキノコックスP「おや?どうしたのかなマーゲイ、まるで狐につままれたような顔をしてるよ?www」
マーゲイ「……な、納得いかないわっ!何をどうしたらあんな……あぁもう!あれを表現する言葉すら思い浮かばない!」
エキノコックスP「ボクが考案したウチの事務所独自の振り付けだよ……もちろん企業秘密だし、教えたとしてもマネなんて出来ないだろうけどね、フフフwwww」ニヤァ
マーゲイ「ムキャーーーーー!!」((ヾ(≧皿≦メ)ノ))
エキノコックスP「まぁまだ二週間しかレッスンしてないし未熟な点もあるけど、初ライブでこの人気……Foxy ZoneがPPPを追い越すのも時間の問題かなー?」ニヤニヤ
マーゲイ「じょっ、冗談じゃないわっ!PPPより人気なアイドルがいてたまるもんですか!アイドル業界の頂点に君臨していいのはPPPだけよ!!」
かばん「あ、あのー……どうぶつビスケッツも忘れないでほしいなー、なんて……」オロオロ
三者三様に睨み合う(?)マネージャーとプロデューサー達
その様子を眺めていた博士が、何かを思いついたようにポンと手を叩く
博士「……そうですね、この際はっきりさせましょう」
かばん、マーゲイ、エキP「「「?」」」
博士「どうぶつビスケッツ、PPP、Foxy Zone……どのアイドルグループがより優れているか、勝負するのです」