ひなこフレンズ 〔 アナザーワン バイツァ・ダスト 〕( No.0 )
ひなこ「大家さん、このコ達うちに入れてもいいですか?」
陽が沈み暗くなりつつある、ある日のひととせ荘
部活も休みなのに珍しく遅くに帰ってきたひなこは、古本屋ひととせで本の整理をしていた千秋に声をかけた
千秋「ひなちゃん、もしかして猫か何か拾ってきたの……?残念だけどここで飼うのはちょっと……」クルッ
てっきり捨て猫でも見つけてきたのかと思った千秋は本の整理を止めて、ひなこが入ってきた扉の方へ振り向いたのだが……
サーバル「こんばんは!私はサーバルキャットのサーバルだよ!よろしくね!」
ひなこの隣には猫ではなく猫耳の女の子が立っていた
千秋「」
予想外の光景に絶句する千秋、そこへ奥の喫茶店からくいなと真雪もやってきた
くいな「大家さん、どうかしたんですか?」
真雪「あきちゃん何かあったのー?」
アルパカ「ふわぁあああ↑↑いらっ↓しゃ↑ぁあああい!!」
アライさん「おじゃまするのだー!!」
ツチノコ「うるせーぞお前らッ!!近所迷惑だろうが!!」
くいな「」
真雪「」
猫耳少女の後ろから新たに三人ものコスプレ少女が入ってきて、くいなと真雪まで固まった
話は数十分程前に遡る
……否、厳密に言うと遡るという表現は正しくはない
何故ならそもそもの事の発端は、『今』よりも遥かに先の未来にあるのだから───