Re: 獣友高校生の日常( No.94 )
薄暗い教室へ入り引き戸を閉めたコノハ達が最初に目にしたのは、入り口近くの椅子に座って俯いている少女の姿だった
???「いらっしゃーい……ッス」
エトピリカ「ひっ!?いきなり何かいるし!」ガタガタ
コノハ「むっ、その声……お前ひょっとしてビーバーですか?」
ビーバー「あぁ、博……コノハさんッスか?来てくれたんですね、嬉しいッス」
目の前の少女が顔見知りのフレンズだと気づいて、少しホッとしたコノハ達だったが……
ビーバー「早速で申し訳ないんスけど、拾ってくれませんか?」
コノハ「はい?」
ビーバー「その辺に散らばってる………俺っちの目玉ァアアアアアア!!!」
突然バッと顔を上げたビーバー……その顔にはあるハズの眼球が無く、ポッカリと空いた暗い眼窩の奥からはドロドロと真っ赤な血が溢れだしていた
エトピリカ「ぴゃあああああああああああーーーーーー!!!!」
コノハ「ヒョエエエエエエエエエエエエーーーーーー!?!?!?」シュッ
コノハとエトピリカは二人して絶叫し走り出す
エトピリカ「ムリムリムリもうムリィーーーッ!!私もう漏れそうなんですけどぉーーー!!!」プルプル
コノハ「なななな何弱音吐いてるですかッ!!まだ入ったばかりですよ!?気をしっかり持つのですッ!!!」ガタガタ
コノハはエトピリカ(と自分)を叱咤しつつ、次のビビりポイントと思わしき垂れ幕を潜る
そこで待ち受けていたのは……