Re: 獣友高校生の日常( No.93 )
ライオン「さ、着いたよ!三教室ぶち抜きで作った東校生徒会主催、メガジャンボお化け屋敷!」
エトピリカ「ひぇええ……」ブルブル
コノハ「こ、これは……おどろおどろしい見た目なのです」
コノハ達の目の前には血塗れの動物やエグいデザインのセルリアン等が装飾された何ともおぞましいお化け屋敷が鎮座していた
ライオン「文化祭のお化け屋敷なんてどうせショボいとか思われるのも嫌だから、ちょーっと気合入れて作ったよ!」
コノハ「気合……自信作という事ですか」
ライオン「自信作も自信作!是非味わってほしいな!入れば確実におしっこ漏らしちゃうよー?」ニヤニヤ
コノハ(………ッ!こいつまさか、さっきからやたら飲み物を奢ってきたのは我々にお漏らしさせるためですか!?)
ライオン「どうする?まぁ強制はしないし、別に入らなくてもいいけど?」
コノハ(……上等です)
コノハ「だったら!貴女の誇るこれを一滴も漏らさずに踏破出来たら、我々の勝利という事になりますね!?」
ライオン「……まぁ、そういう事になるかな」
やたらと勝ち負けにこだわるコノハに若干ゃ辟易しつつ、ライオンはお化け屋敷入口の戸を引いた
コノハ「よし!行きますよ!」
エトピリカ「えぇ!?私たちもですか!?………ってあれ?パフィンは?」キョロキョロ
いつの間にかパフィンの姿が見えなくなっていた
コノハ「まさか、あいつ一人だけ逃げやがったですか!?」
ライオン「いや?ここに来る途中で『おいしそうな匂いがするですー!』って言ってどこかへ走って行ったよ?」
コノハ「チッ……仕方ありません、我々だけで入りましょう」
エトピリカ「私も入る事は決定事項なんですか……」
コノハはエトピリカを連れだってお化け屋敷の中へ入っていった