Re: 獣友高校生の日常( No.91 )
???「ワケの分からんやり取りは、その辺にしとけぇ!!」
部屋の一番奥、窓の方から能天気な声がした
皆が一斉にそちらを見ると窓の方を向いていた大きな革の椅子がグルっと回転し、声の主が姿を現した
ライオン「オーロックス、彼女らをここへ招いたのはミミちゃん校長と私だ!」
オリックス「大将!いたんですか!?」
オーロックス「招いたって……一体どういう事です?」
ライオン「文化祭だ!何の思いつきか知らないけど、西校と一緒にやれって上が言ってきたんだよ。そんで今日はその打ち合わせのために呼んだって訳」
ツキノワグマ「いや、そういうのは事前に言ってもらわないと困りますよ……」
オーロックス「あれ?そういや西校の生徒会は?ウチの校長は別の仕事で居ねぇけど、何で向こうの生徒会長は来てねぇんだ?」
コノハ「……西校の生徒会長が誰か知ってます?」
オーロックス「あっ……(察し)」
ライオン「ま、とにかくよろしくな!西校の校長さん」
ライオンが椅子から立ち上がり、手を差し出してコノハ達の方へと歩いてくる
コノハもそれに応じようと腰を上げ、握手しようと手を差し出したのだが……
ライオン「お互い、頑張ろうな!」ポン
パフィン「はいー?」モグモグ
ライオンはコノハの横を素通りして、カステラを頬張るパフィンの肩に手をかけた
コノハ「校長は私なのですッッッ!!!」ドゴォ‼
ライオン「うわっ!?ご、ごめんごめん!一番余裕ぶっこいてたから、てっきりこの子が校長かと……」
コノハ「お、おのれ……この私を何から何までバカにしやがってぇ……ッ!!」プルプル
怒りが最高潮に達したコノハはライオンにビシッと指を突きつけた
コノハ「今度の文化祭は絶対に我々が勝つのですッ!!」
ライオン「このコノハちゃん何で怒ってるの?」
オーロックス「さぁ……?」