Re: 獣友高校生の日常( No.88 )
コノハ「あ、あの……我々は西校の校長で」ビクビク
オーロックス「あぁそうだったのか!失礼、あまりにも乱暴な入室だったからつい威嚇してしまった」
コノハ「い、いえこちらこそすみません……」
オーロックス「……あと」ピッ
オーロックスが手元から何かを取り出した……手の隙間からは鋭く尖った針のような物が見えている
コノハ「ヒッ!?(こ、◯される……)」シュッ
オーロックス「……すまないが、全員入校許可証をつけてもらわないと……」スッ
オーロックスが差し出したのは安全ピンの付いた入校許可証の札だった
コノハ「え?あ、あぁそうなんですか!?申し訳ない、すぐ着けます……」イソイソ
コノハはオーロックスから入校許可証を受け取ると、そのなだらかな胸に装着した
そして改めて室内を見渡す
今時の若者が持っていそうな私物等は一切無く、キレイに整理整頓された部屋だった
この部屋の片付けを毎日オーロックス達がやっているとはにわかに信じ難い
コノハ(……生徒会室、キチッとしてるのです)
コノハ(漫画やゲームやDVDやお菓子等で常に散らかっている西校の校長室とはえらい違いなのです)
コノハ(これが東校生徒会……迅速なもてなしといい、礼節に関しては徹底的に叩き込まれているのですね……)
コノハ(それに比べて我々は……我々はッ………!)プルプル