Re: 獣友高校生の日常( No.74 )
獣友高校生と通学電車
オセロット三姉妹の次女マーゲイは普段じゃんぐるちほーの実家に住んでいるが、PPPが通っているからという理由で平原西校に在籍していた
そのため毎朝の通学では東校を通り過ぎ、西校前の駅で電車を降りているのだが……
マーゲイ(……毎朝、同じ車両に乗り合わせる女の子がいる)
電車に揺られるマーゲイの視線の先には、こちらに背を向けて立っている一人のフレンズがいる
マーゲイ(通学時間のほとんどは、その子に話しかけるきっかけを考える事に費やされる)
髪の色が上下で黒白に分かれたおかっぱ頭に、そこからさらに伸びた黒い髪を二つに分けて両肩の前に垂らしているペンギンのフレンズである
マーゲイ(毎日彼女だけを見つめていた、あの子の事が気になって仕方がなかった……何故なら)
マーゲイはそのフレンズの顔……具体的に言うと、顎の下辺りを凝視していた
マーゲイ(……顎にヒゲが生えてるから)
何と彼女の顎の下には、少し長いヒゲが一本だけポツンと生えているのだ
マーゲイ(超言いたい……ッ!)
マーゲイ(でも私にそんな勇気は無かった……)
そうこうしている内に電車は東校前の駅に到着し、件のヒゲ少女は開いた扉から電車を降りていった
マーゲイ(あぁ、また言えなかった……)