Re: 獣友高校生の日常( No.55 )
獣友高校生と夏計画
学生フレンズ達に夏休みが訪れた
皆が思い思いの過ごし方で長期休暇を満喫する中、サーバルの部屋に五人のフレンズが集まっていた
ツチノコ「もう夏休みだな……」
ツチノコは『夏休みの計画』と書かれた大きな紙を部屋の引き戸に張り付け、残りの四人の方を向く
この日部屋にいたのはアルパカ・スリ、トキ、コツメカワウソ、ショウジョウトキ……いずれもツチノコからの呼び出しに二つ返事でやって来た暇人である
ツチノコ「……何でお前ら、いつもと同じ服着てんだよ?休みなんだからちったぁオシャレしろよ、俺もだが……」
ツチノコ「しかしまぁ揃いも揃ったモンだな、汚れのない奴がゾロゾロと……」
ツチノコはさらっと四人の顔を見渡し、そして叫んだ
ツチノコ「……ナメてんじゃねーぞッ!!貴重な夏休みに電話一つでホイホイ集まりやがって!!何か他に遊びの予定入れてねぇのかよ!?良いのか!?それで良いのか!?全然良くねぇっての!!」
ツチノコ「何か言え!アルパカ!!」ビシィ
ツチノコは自分から見て一番左に座っていたアルパカを指差す
アルパカ「……いやまぁ、夏休みはお客さんのかき入れ時だしぃ……」
ツチノコ「出たよこのセリフゥ!!」
ツチノコ「『夏休みはお客さんのかき入れ時だしぃ……』真面目かッ!!」
ツチノコ「お前ら、自分で何しでかしてるか考えた事あんのか!?」
ツチノコ「分かったら彼女作れ!!この犯罪者共ッ!!」
ひとしきり叫んだ後、ツチノコは肩で息をして呼吸を整え、咳払いした