Re: 獣友高校生の日常( No.5 )
サーバル「それだぁー!アライさん!走れェーーー!!」
ガラッ!と引き戸を開けて部屋を飛び出すアライさんとフェネックに、サーバルも続いていく
サーバル「走れアライさん!ツンデレネコ科フレンズなんて突き放せっ!」
階段を駆け降り、玄関へと向かっていく
サーバル「血の繋がっていない先代フレンズなんてぶっちぎれっ!」
玄関の扉を開け放ち、外へと飛び出す
サーバル「謎の美少女フレンズ型セルリアンなんて見えなくなるまで駆け抜けろっ!」
広大なサバンナを一直線に駆け抜けていく
サーバル「その手を離さず、どこまでも、どこまでも……走るんだっ!!」
やがて三人は一本の大きなバオバブの木に辿り着く
アライさん「うぉおおおおおおおおおおーーー!!!」ドドド
フェネック「きゃっ!///」
アライさんはフェネックをお姫様抱っこして、バオバブの木をトトロみたく垂直に駆け上っていく
そして───
アライさん「………この景色を、フェネックに見せたかったのだ」
二人の目の前には、夕焼けの空の茜色に染められた雄大なサバンナが広がっていた
フェネック「アライさん………/////」キュン..
木の下で待っていたサーバルも感慨深げにウンウンと頷く
サーバル「感動したよ……大抵の子は、これで堕とせると思う」
アライさん「……………」
アライさん「………もうつがいフェネックで良くないか?」