Re: 獣友高校生の日常( No.35 )
夕焼けによって紅く染め上げられた、こはんと繋がる川の土手にアライさんは立ち尽くしていた
アライさん(……何をやっているのだあの二人は、ストレスでも溜まってるのだ?)
アライさん(だけど、放っておくワケにもいかないのだ……とりあえず二人を突き出してかばんさんに詫びを入れさせれば、この件はカタがつくのだ)
ちなみに少し離れた所にはアミメキリンが座っていたが、アライさんは気にも留めていない
アライさん(明後日の方向に進んだら正してあげるのが、友達の努めなのだ!)
アライさんはそう決意してサーバル達のいる家へと戻るべく歩き出した、だが……
アライさん(……本当にそんなもの、友達と言えるのだ?)
アライさん(友達っていうのは……)
サーバルの家に戻ったアライさんは一直線に庭へと向かう
そして干してあった、かばんのパンツを取って頭の上に掲げると……
アライさん「………フンッ!」スポッ
そのまま頭にかばんのパンツを被った
足を通す二つの穴から丁度いい案配にアライさんの耳が飛び出している
アライさん(道を違えたら共に歩む、罪を犯したら共に背負う、困難は群れで分けあう……)
アライさん(それが……フレンズ《ともだち》というものなのだ!!)