Re: 獣友高校生の日常( No.30 )
カラカル「って言うか何でそんな事聞くのよ?ネコ科の娘にモテたいワケ?」
リカオン「え?いっいや何言ってんですか!わわ私普通にモテますよ!これでもハンターなんですから!オオカミさんはどうなんです?」
タイリクオオカミ「モテるよ?何せ私は超売れっ子漫画家だからね、毎日ファンの娘達から送られてくるラブレターの保管場所に困るくらいさ」
リカオン「ウソつかないでくださいよ、オオカミさんの漫画って週刊少女ジャ↑ンプでいつも巻末に追いやられてるじゃないですか!だいたい漫画が売れてないから、こうしてバイトしてるんでしょ?」
タイリクオオカミ「ぐふっ!?……そ、そういうリカオンこそ、もう何年もハンターやってるのに未だに契約社員止まりなんだろう?ヒグマとキンシコウはどんどん出世していくというのに、君はピザ屋と掛け持ちのフリーランスなんて恥ずかしくないのかい?」
リカオン「ぐはぁっ!?や、やめてくださいよその話は……私より偉くなった後輩達との気まずい空気と、毎日のように言われるヒグマさんからの小言で、胃に穴が空きそうなんですから……」キリキリ…
タイリクオオカミ「それにファンがいるというのはウソじゃない、私にはアミメキリンという私一筋の可愛いファンが……」
リカオン「……そのアミメキリンさんですけど、この間川原でツチノコさんと仲良くしてるのを見かけましたよ」
タイリクオオカミ「」
リカオンとタイリクオオカミが互いの傷口に塩を塗りたくっているのを、白けた顔で眺めていたカラカルだったが……
いい加減鬱陶しくなってきたので、自分も一つ言ってやる事にした
カラカル「……私も訊きたい事があるんだけど」
リカオン「はい?」
カラカル「何でイヌ科のフレンズって、何かする度に褒めて欲しそうにこっち見てくるワケ?」
リカオン「………今まですみません」
タイリクオオカミ「………これから気をつけます」
カラカル「何?私はアンタらの飼い主か?」
リカオン「ま、まぁこの話は置いといて……」
カラカル「っていうか配達行って」
リカオン「……オーダー了解です」