Re: 獣友高校生の日常( No.28 )
数分後
私立平原西高等学校の生徒会役員を務めるヘラジカ・パンサーカメレオン・シロサイが校外での雑務を終え、その場に通りかかった
ヘラジカ「……そこで、私はライオンになんて言ったと思う?」
カメレオン「想像もつかないでござる」
ヘラジカ「07214545個だ!!」
カメレオン「さすがヘラジカ様!我々に出来ない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!憧れるゥ!!」
ヘラジカとカメレオンが話に花を咲かせる中、先頭を歩いていたシロサイは前方に何かが落ちているのを見つけた
シロサイ「あら?」ヒョイ
拾い上げて見てみると、それは木の棒だった
それなりの太さと長さがあり、細かい枝も生えていない綺麗な棒である
シロサイは物珍しげに手に持った棒を眺めていたが……
ヘラジカ「伝説の剣を抜く者がついに現れたか……」
カメレオン「そなたこそ聖騎士……」
シロサイ「マジですの!?」
シロサイはバッと棒を構える
シロサイ「いきますわよ、森の王!!」
ヘラジカ「こい、聖騎士よ!!」
カメレオン「奴の弱点は、角でござる!」
ハシビロコウ「じー……」
いつの間にかハシビロコウが三人の勇者ごっこを見つめていた
シロサイ・カメレオン「「…………////」」カァ…
ヘラジカ「む?どうした二人共、早く続けよう!」
シロサイとカメレオンはヘラジカを無視して足早に帰っていった