Re: 獣友高校生の日常( No.27 )
オーロックス「着いたぞ少女よ、ここが城だ」
オリックス「いや、まだ着いてないけどな……」
そこにはまたもや先回りしていたライオンが、さっきと同じポーズで立っていた
オリックス「なっ……セルリアン!?おいおい、王の城にセルリアンがいるってヤバくないか!?」
ライオン「よくぞ来た、勇者よ」
オリックス「って王様かよ!?何で皆そのポーズなんだ!?」
オーロックス「貴様が中ボスか……」
オリックス「いや中ボスじゃねぇよ!」
ライオン「よく見破ったな、私が中ボスだ」
オリックス「中ボスかよ!?」
オーロックス「せいっ!」チョップ!
ライオン「やーらーれーたー」バタッ
オリックス「展開早いな!?」
オーロックス「ふぅ……何とか王の一人を倒したぞ」
オリックス「ってやっぱり王かよ!?もうすぐ城着くからって展開早すぎだろ!!」
オリックスが叫び続ける中、死んだフリをしていたライオンがある事に気づいた
ライオン「……ん?あっ、ヤバイ!鞄忘れた!」
オーロックス「あー!さっきの場所か!」
オリックス「どうりで二人とも手ぶらだと思ったよ……」
ライオン「よし、取りに戻るぞ!」ダッ
オーロックス「へい大将!」ダッ
ライオンとオーロックスは置いてきた荷物を回収するべく、元来た道を引き返した
オリックス「まったく……」ポイッ
オリックスも持っていた棒を放り捨てて二人の後を追いかけていった