Re: 獣友高校生の日常( No.22 )
ツチノコ「……ん?何だこりゃ?」ヒョイ
その中に妙に分厚い紙の束があったので、拾い上げて内容をサッと読んでみた
ツチノコ「……ほぉ、自作小説か」
アミメキリン「………はっ!?/////」カァ…
勝手に読まれている事に気づいたアミメキリンがサーバルのリンチを止め、慌てて引き返してきた
ツチノコ「なるほど、二人の少女が川原で出会うラブストーリーね……」
スナネコ「主人公は風の能力使いですか……」
ツチノコ「びっくりするほど今の状況と一致してやがる、すごい偶然だ」
ツチノコとスナネコから原稿を取り返そうとするアミメキリンが、言い訳のように早口で捲し立てる
アミメキリン「あ、あの!先生の漫画読んで感動して、私もこんな物語描いてみたいなーって思ったんだけど私画力が酷くて!それなら小説にしようって思って!でも実際に体験もしてみたくなって、それで……」
ツチノコ「すなわち自分の憧れを実現させたくて、俺を物語の主人公に見立てて隣に座ったと……まぁそれは別にいいんだが」
ツチノコ(ただ問題は……この主人公、特徴的な設定をしてやがる……これはつまり)
ツチノコ「俺が孤独で根暗なオタクに見えたって事かぁーーー!!?」
スナネコ「まぁ実際そうですよね」
ツチノコ「うるせぇ!!」