Re: 獣友高校生の日常( No.20 )
ツチノコ(いやー……スマン、勘弁してくれねぇか?もう限界だ)
ツチノコ(まぁ正直な、後ろに座られた時は少し嬉しかったんだわ……)
ツチノコ(だが、どうも俺には空想力ってモンがないようでな……この空間に耐えられそうにない)
ツチノコは右手に隠し持っていたスマホを見下ろす、そこにはメールの送信画面が映っていた
ツチノコ(だから既に呼ばせてもらったぜ、二人の救助隊をな)
ツチノコ(来い、戦士達よ!この結界を破壊してくれ!)
その願いが通じたのか、ザッ!と右後方から足音がした
ツチノコ(来たか!早いな……)
チラッと後ろを見ると土手の上にツチノコの数少ない友人の一人、スナネコが立っていた
スナネコ「急ぎましょうツチノコ……どうやら風がパークに良くないモノを運んできてしまったようです」
ツチノコ(何で今日に限ってテンション高いんだお前はァ!?)
スナネコ「まんぞく……」
ツチノコ(まんぞく……じゃねぇよ、死ねッ!!)
アミメキリン「………ぅひッ!!ッ!!〜〜!!/////」グッ
ツチノコ(うっわメッチャ嬉しそう!?もうやだ!俺を現実へ帰してくれ!!)
ツチノコはスッと立ち上がる
ツチノコ(川原で一人黄昏るフレンズに声をかけたいという願望はもう十分叶っただろ?)
ツチノコ(このふざけた幻想をぶち頃して帰らせてもらうぞ、現実的な一言でな)