Re: 獣友高校生の日常( No.107 )
コノハ「………ッ!!!」ガタッ‼
ライオンの最後の一言を聞いた瞬間コノハは目の色を変え、椅子を倒す勢いで立ち上がるとライオンの胸ぐらを掴み上げた
(ただし体格差のせいでライオンの足は床についたままである)
体育館にいるフレンズ達の注目が一斉に集まり、にわかにざわつきだす
しかしコノハは周囲の視線を気にも留めず、ライオンの胸ぐらを掴んだままドスの効いた声で返した
コノハ「お前……私だけならまだしも、他の生徒までバカにするのは許しません!訂正しなさい!!」
いつものコノハとはうって変わった凄まじい剣幕だが、ライオンはまったく怯む事もなく飄々とした顔で笑い返す
ライオン「へぇ……そういう顔もできるんだね、ちょっと見直したよ!」
ライオンはパシッとコノハの手を振り払うと、周りのフレンズ達に離れているようにと指示する
そこへ人だかりを掻き分けてオーロックス,ワシミミズク,ヘビクイワシがやって来た
ヘビクイワシ「ライオン会長!これは一体何の騒ぎですか!?」
オーロックス「大将!何やってんスか!?」
ライオン「ケンカ売られてんだよ私達は!買ってやらなきゃ百獣の王の名が廃るってモンよ!」
ワシミミズク「……らしくありませんね、ライオン。貴女はそこまで血の気の多い性格ではないでしょう?一体どうし──」
ライオンはチラッとワシミミズクの方を見ると、薄く笑ってウインクしてみせた
ワシミミズク「………」
ヘビクイワシ「な、何をふざけた事を……気は確かですか!?今日は東西が手を取り合う記念すべき文化祭の日なんですよ!?」
ライオン「悪いけど椅子どかしてくんない?これからちょいーっと暴れるからさ」
ナミちー「もう片付けてるよーん♪」イソイソ
ヘビクイワシ「ナミちー!貴女何を勝手に!?」
いつの間にかナミチスイコウモリが部下と共に、椅子を片付けたり周囲のフレンズ達の誘導をしていた