Re: 獣友高校生の日常( No.107 )

日時: 2018/12/20 23:20
名前: 闇路◆14..oWjUr6

コノハ「………ッ!!!」ガタッ‼

ライオンの最後の一言を聞いた瞬間コノハは目の色を変え、椅子を倒す勢いで立ち上がるとライオンの胸ぐらを掴み上げた
(ただし体格差のせいでライオンの足は床についたままである)

体育館にいるフレンズ達の注目が一斉に集まり、にわかにざわつきだす
しかしコノハは周囲の視線を気にも留めず、ライオンの胸ぐらを掴んだままドスの効いた声で返した

コノハ「お前……私だけならまだしも、他の生徒までバカにするのは許しません!訂正しなさい!!」

いつものコノハとはうって変わった凄まじい剣幕だが、ライオンはまったく怯む事もなく飄々とした顔で笑い返す

ライオン「へぇ……そういう顔もできるんだね、ちょっと見直したよ!」

ライオンはパシッとコノハの手を振り払うと、周りのフレンズ達に離れているようにと指示する

そこへ人だかりを掻き分けてオーロックス,ワシミミズク,ヘビクイワシがやって来た

ヘビクイワシ「ライオン会長!これは一体何の騒ぎですか!?」

オーロックス「大将!何やってんスか!?」

ライオン「ケンカ売られてんだよ私達は!買ってやらなきゃ百獣の王の名が廃るってモンよ!」

ワシミミズク「……らしくありませんね、ライオン。貴女はそこまで血の気の多い性格ではないでしょう?一体どうし──」

ライオンはチラッとワシミミズクの方を見ると、薄く笑ってウインクしてみせた

ワシミミズク「………」

ヘビクイワシ「な、何をふざけた事を……気は確かですか!?今日は東西が手を取り合う記念すべき文化祭の日なんですよ!?」

ライオン「悪いけど椅子どかしてくんない?これからちょいーっと暴れるからさ」

ナミちー「もう片付けてるよーん♪」イソイソ

ヘビクイワシ「ナミちー!貴女何を勝手に!?」

いつの間にかナミチスイコウモリが部下と共に、椅子を片付けたり周囲のフレンズ達の誘導をしていた