獣友高校生の日常( No.0 )
サーバル「いってきまーす!遅刻遅刻ー!」
広大なさばんなちほーに建つ一軒家
その玄関の扉を開けて、じゃぱりまんを咥えたフレンズが飛び出した
サーバル「私はサーバル!ごく普通のジャパリパークで、ごく普通の女子校に通い、ごく普通の日常を送っている!」
アライさん「おーい、サーバルー!」タッタッタッ
サーバル「あ、アライさん!……って、何食べてるの!?」
アライさん「昨日の残りのうどんなのだ!」ズゾゾー
フェネック「ダメだよアライさーん、遅刻しそうな時はパンを咥えるのが定石だよ」ハムハム
サーバル「それパンじゃなくてアライさんのパンツでしょ!?」
いつものように和気あいあいとしたどうぶつビスケッツの登校風景だった……この時までは
チュドォォオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!
サーバル「!?」アライさん「!?」フェネック「!?」
突如響き渡った爆発音に驚き、バッと音がした方を見る三人
そこには先程まではなかった巨大なクレーターが空いていた
無惨に地面が抉られ、へし折れたバオバブの木々が燃え盛っている
サーバル「い、一体何が……」
その時、不意に頭上に影が差した
反射的に上を見上げた三人の前に現れたのは……
サーバル「あ、あれは………モビルスーツ!?」
ビームライフルを抱えた巨大な人型兵器が三機、ゆっくりとサバンナの大地に降り立った
赤く光るモノアイが特徴的なゴツいザクである。そして肩の辺りには………あの憎き青い鳥、KADOKAWAのロゴが描かれていた
アライさん「か、KADOKAWAだ……KADOKAWAが攻めてきたのだぁー!!」
ジャキッ、とザクの中の一機がこちらにビームライフルの銃口を向けた
フェネック「……ッ!!まずい!二人とも伏せ───」
チュドォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
フェネックの声をかき消し、無情にも放たれた一撃が三人のいる辺りを爆砕した
サーバル「………うぅ………アライさん、フェネック、無事……?」
アライさん「な、何とか生きてるのだー……」
フェネック「私も大丈夫だよー……でも……」
三人はなおも破壊活動を続けるKADOKAWAのザクを見やる
アライさん「大変なのだ……パークの危機なのだぁ!」
サーバル「どうしよう、このままじゃ平和なジャパリパークがKADOKAWAに蹂躙されちゃう……一体どうすれば……」
絶望にうちひしがれる三人……すると、その時
サーバル「……?あれは……」
ふと視線を下に向けたサーバルが、抉られた地面の中に何かが埋もれているのに気づく
サーバル「まさか……ねぇ二人とも!ここ皆で掘ってみようよ!」ホリホリ…
フェネック「え?うん分かったー……」ホリホリ…
三人は野生解放して一気に地面を掘り起こしていく、すると現れたのは……
サーバル「こ、これは………ガンダム……!!」
白い悪魔と恐れられた最強のモビルスーツがそこにあった
フェネック「これが、あの伝説の……!」
アライさん「や、やったのだ!これでKADOKAWAと戦えるのだ!」
三人は意気揚々とコックピットに乗り込む
サーバル「さぁ、こいKADOKAWA……私たちガンダムが相手だ!」